「台湾旅行は安全」
観光局が「安・近・短・美」をPR
台湾政府交通省観光局は、台湾の安全性への危惧を解消するため、日本の旅行業者・メディアを台湾に招待したほか、12月初めには日本の主要テレビ局・新聞を通じて「安(安心・安全)・近(距離)・短(時間)・美(美食・美景)」をキャッチフレーズにしたPR作戦を展開した。
2012年もすでに師走。今年は中国大陸からの旅客数が新記録を達成したほか、日本人観光客も2011年よりプラス成長で推移している。交通省観光局の資料によると、2005年日本人渡航者が初めて百万人を突破して以降、2010年まで100万から116万人の間を推移していたが、昨年は129万人という新記録を樹立。今年1月から9月までに来台した日本人は106万8347人で昨年同期よりプラス15.75%の成長。
ところがこの9月には来台日本人は昨年同期より1.18%のマイナスとなった。観光局は尖閣問題の影響と見て、積極的な安全キャンペーンを展開した。その功あって、318名からなる埼玉県川口高等学校の修学旅行も予定通り実現することができた。さらに観光局では10月の台北トラベルフェア、11月の台湾自転車カーニバルなどのイベントに日本の旅行業者やメディアを招待したり、12月からは「安・近・短・美」PRを展開するなど、日本に向けて台湾の安全性を積極的にアピールしている。
交通省観光局によると、日本人旅客による旅行の取消はしだいに緩和されており、日本人渡航者数は昨年の記録を上回る見通しだという。
2012年11月台湾観光協会に愛媛県代表団
愛媛県中村時広知事率いる諸団体代表が11月12日に訪問。