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トラベル特集ーー中部「南投県」

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中部「南投県」
高山地帯の文化と自然を訪ねて

文/朱佳雯 写真/宋育玫

 南投県は台湾本島の中央部に位置し、平原から高山地帯まで多様な地形を擁する。県内にはタイヤル・セデック・ブヌン・ツォウ・サオといった先住民が集落を形成し、民族の構成も多様。台湾最高峰の玉山のほか、もっとも長い濁水渓の源流や台湾地理中心碑も当県に位置している。凍頂烏龍茶・マコモダケ・青梅・紹興酒・竹工芸品・紙工芸品など名物も豊富だ。南投をじっくり味わうには、自転車がお薦め。日月潭や埔里を巡り、手漉きの工房や遊山茶訪(茶芸センター)を訪ね、大自然の美を満喫したい。

Access:
日月潭水社ビジターセンター、埔里紙教堂は台湾鉄道台中駅か台中高速鉄道駅から台湾好行バス-日月潭線利用。www.taiwantrip.com.tw/Besttour/Info/?id=8
遊山茶訪は台湾鉄道台中駅か台中高速鉄道駅から台湾好行バス-台湾鉄道渓頭線で竹山工業区で下車。www.taiwantrip.com.tw/Besttour/Info/?id=9

BOX#
ボーダーレス光点計画:台湾政府交通部観光局が進める観光プロジェクト。海外からのツーリストを対象に、台湾ならではの魅力を備える「台湾製品」(MIT: Made in Taiwan)と、地域の個性を活性化させた「GIFT聚落」(GIFT: Good Inspiration From Taiwan)を推奨することで、台湾観光の競争力とリピーたーの割合を高めようというもの。 
Web:www.gifttaiwan.com


自転車ロハスツアー
波光きらめく日月潭自転車道

 日月潭は四季を通じて美しく、波光きらめく湖面に映る山々の景観は見飽きない。日月潭の朝はまず湖畔の散策から始まる。深山の霊気を胸いっぱいに吸収したら、クルージングに乗り出そう。湖面からの景観も素晴らしい。最近は自転車で湖畔を巡る人たちも増えてきた。日月潭周遊自転車道は2012年、CNNGOで「世界で最も美しい十大自転車道」の一つに選ばれ、世界各国からツーリスト・サイクリストが集まるようになった。マラソン大会・遠泳大会など著名な年間イベントも少なくない。


台二十一線道を連結する向山自転車道は湖畔に最も近い自転車道。木道部分は柵がないため、安全のため、自転車を下りて歩きたい。


info#自転車で湖を巡る際には水社ビジターセンターが起点になる。周辺には多くの自転車レンタルショップがある。費用は一台200元前後。日月潭周遊は全長約34キロ、所要3-4時間。水社から向山ビジターセンターまでは全長2.5キロ、往復約50分。


向山ビジターセンター
当センターは日月潭涵碧半島の対岸にあり、観光局日月潭国家風景区管理処が設置されている。建物は団紀彦の設計により、2011年に落成。日月潭を抱くイメージで、両サイドをつなぐ35メートルのアーチを持ち、西側部分は向山ビジターセンター、東側部分は日月潭国家風景区管理処となっている。アーチの半開放スペースからは日月潭を一望でき、周囲の景観と見事に融合している。

Add:魚池郷水社村中山路599号 
Tel:+886-49-2855668
Open:9:00-17:00
Web:www.sunmoonlake.gov.tw/xiangshan


埔里周遊 
自転車で自然を堪能


 埔里(プーリー)は台湾本島の中心に位置する。歴史と自然に恵まれた小さな街で、自転車で巡るのが最適。埔里出身の陳巨凱さんが開いた「順騎自然」では半日・一日・一泊二日などさまざまなコースで自転車がレンタルできるほかガイドサービスも受け付けている。今回は東南部を中心に小旅行を体験した。埔里演習林がスタート地点。この演習林は日本時代の林業試験所であり、空襲の際には避難先ともなっていた。続いて、特産の「マコモダケ」の畑と「黒森林」へ。眼前に広がる一面の黒板樹林は、一幅の絵のよう。荘観な地母廟を過ぎると、「哲学の道」と呼ばれる自転車道に入る。竹林に囲まれ、そよ風を受けて快適なツーリングだ。


順騎自然自転車レンタル545BIKE
Add:埔里鎮東栄路119号(埔里バスターミナルから徒歩約5分)
Tel:+886-49-2987735
Open:9:00-17:00
Web:www.545bike.com
P.S.外国人は要パスポート


紙教堂Paper Dome
1995年の阪神大震災後、日本人建築師-坂茂が神戸鷹取教会を再現した紙製のパイプを素材とする教会。分解と移動が可能なため、当時は被災者の心の拠り所となった。2005年、1999年の中部地震で被災した埔里桃米社区に移設され、日台友好の象徵となっている。日中の紙教堂は緑に生え、日が落ちると薄い照明の下、穏やかな雰囲気を醸し出している。


Add:埔里鎮桃米里桃米巷52-12号
Tel:+886-49-2422003(新故郷文教基金会)
Open:9:00-20:00 休日は21:00まで延長 
第一水曜定休(国民の祝日は通常営業)
Ticket:大人100元(園区内で80元の消費可)


文化スポットへ
埔里‧紙匠工房


 かつての製紙工場をリノベーションした紙匠工房では、職人の林政立さんが紙帽を被り、紙で編んだエプロンを着て、満面の笑みで迎えてくれる。1935年日本人は中国の手漉き技術を改良し埔里に導入。以降、恒吉社区一帯に製紙技術者が多数誕生した。やがて埔里は台湾における製紙の中心地となり、恒吉は「宣紙村」とも呼ばれるようになった。手漉き職人の林政立さんは幼い頃からこの環境に親しみ、日本を含む各国で製紙の歴史を学んだ。いまは故郷に戻り、紙匠工房を設立し、手漉き紙職人の三代目として古法に則った製紙技術を若者に伝えている。

 紙匠工房では手漉き製紙を体験しよう。先ずは原料となる樹皮を取り、パルプにして均一に紙漉き枠内に入れて行く。紙は気候と環境により違った風貌が生まれる。林さんは工程を省かず、庭先で原料となる樹から育てて、製紙の過程を詳しく解説することで紙芸文化の奥深さを伝えている。


Add:埔里鎮大城路226巷1号
Tel:+886-937197217
Open:9:00-17:00
Web:www.facebook.com/handmadepapervillage
P.S. 一日五回ガイドツアー。別途紙すき体験実施中


「台湾烏龍茶の故郷」
竹山‧遊山茶訪

 南投県竹山鎮は「台湾烏龍茶の故郷」と呼ばれる。「遊山茶訪」は茶農家の三代目、陳重嘉・葉淑盆夫婦が創業した。先代は1961年より鹿谷郷鳳凰山一帯で自然生態農法を採用し、自然に近い原始の状態で茶葉を栽培してきた。陳さんはさらに「茶道」の奥深さを知ってもらおうと、2008年竹山に(ツーサン)台湾初の茶道文化館「遊山茶訪文化館」を設立した。

 「遊山茶訪」は同時に台湾茶のブランドでもある。年間を通じて雲や霧に包まれる高山で栽培した茶はまろやかで甘みがあり、さわやかな香りに満ちている。台湾茶は品種、栽培地の標高、焙煎技術の違いにより、味わいは千変万化だが、中でも喉越しを決めるのは焙煎技術。当館では台湾茶に対する基本的知識を得ることができるほか、実際に焙煎を体験できる。茶葉を籠に入れ、火加減と時間を調整しながら何度も返して自分だけの茶葉を焙煎する。自身焙煎した茶を味わえば、これまでとは全く違った烏龍茶の楽しさを発見できるだろう。

Add:竹山鎮工業区延平路19号
Tel:+886-49-2643919
Open:9:00-17:30
Web:www.yoshantea.com
P.S.団体ガイドは二週間前に予約


国立台湾工芸研究発展センター
 国立台湾工芸研究発展中心は南投県草屯鎮にある。工芸文化の研究、工芸技術の保存、優秀な人材の育成、工芸コンテストと展示会の開催を主な目標とする。センター内に台湾工芸文化園が設置されているほか、台北当代工芸設計分館、苗栗工芸園区、九九峰生態芸術園などを各地に展開している。

 工芸文化館は、著名な芸術家-楊英風が設計した。工芸と関連のある各種展示が年数回開催される。生活工芸館はもとは草屯商工の校舍だったが、921大地震後に工芸センターに組み入れられ、竹芸、竹彫、藍染、漆芸、金工、ガラス、陶芸という七つの工坊を擁する。また児童遊戯体験・五感体験のコーナーもあり、参観者は五官で工芸の美を感じることができる。地方工芸館では地方工芸作品の展示販売のほか、工芸家の創作パフォーマンスも披露されている。

 工芸センターは今年、2015台湾美食展の「食の器」に参加する予定だ。匠の技を暮らしの中に生かすさまざまな試みを提案するプランが準備されている。
 

 Add:草屯鎮中正路573号
 Tel:+886-49-2334141
 Open:9:00-17:00 月曜定休
 Web:www.ntcri.gov.tw

2015台湾美食展「食の器」出展予定:


瓷嬉工坊
東洋の小便小僧-砂糖缶とコーヒークリーム缶セット
目を引く京劇メイクで、西洋の小便小僧のユーモアあふれる形体を生かしている。いたずらっ子らしいキャラクターの個性があふれ、楽しい雰囲気を醸している。

樺泰実業有限公司
福禄富貴
黄金と緑という異色の取り合わせが目を引く。上品なひょうたんの形と図案は吉祥を比喩したもの。手作りの漆器ながら、日常使いこなしたい逸品。

辛可窯
紫金天目斗笠碗
エアアース元素を運用し、鮮やかな紫金釉彩を焼き上げた。銘茶を味わう際に、茶道の雅趣もいっそう引き立ててくれそうだ。


自然スポットへ
竹山‧八卦茶園


 南投竹山鎮にある八卦茶園は所在地の地名を軟鞍という。地勢に沿って植えられた茶の木は、外から内へと円を描くように配列され、丘に現れた造型が八卦のようであるため、八卦茶園と称されるようになった。特殊な美景に誘われ多くの広告やドラマがここで撮影されている。ここは標高1,000-1,300メートル。年間を通じて雲や霧に覆われ、雨量豊富で、肥沃な土壌があり、寒暖の差が大きい。そのため、茶葉は厚く柔軟で、甘みが強く香りが優雅で、高山茶独特の風味を備えている。ここでは美景を鑑賞するだけでなく、製茶工房を訪ねて茶葉を購入することもできる。近くには有名な観光スポット「天梯吊橋」がある。民営の小型バスでは地元の人がガイド役を務め、竹山地区の茶業文化について解説してくれる。

Add:竹山鎮五寮巷12-1号

地元ガイド小型バス 
+886-910-314901


杉林渓‧忘憂森林

 南投県は台湾で唯一海に面していない県だが、なんといっても山林の景色が魅力だ。なかでも神秘的な「忘憂森林」はかつて杉林渓の原始林だったが、中部大地震で川が塞き止められて、柳杉の林は水に浸かり壊死してしまった。おかげで神祕的な風景が生まれ、格好の撮影スポットになっているのだ。山地の変わりやすい天候もあって、曇天には濃い霧に包まれ、よりいっそう神秘的な雰囲気が高まる。山の麓も入口から忘憂森林までは徒歩で半時間。傾斜も強いため、歩きやすい服装が望ましい。

Add:鹿谷郷内湖村興産路12号



文/鄭靖瑜 写真/陳正国

清境農場‧博望新村
 清境(チンチン)は標高1,750メートルにあり、四季を通じて美しい風景が自慢。付近には、清境農場・惠蓀林場・台大梅峰農場といったスポットがあり、中でも清境農場は「霧上桃源」と呼ばれる台湾でもっとも著名な高原だ。園内は羊や牛が放牧され、野菜や花卉が栽培されている。


 広い草原で遊ぶかわいい羊たち。休日には決まった時間に羊の毛刈りショーも行われる。欧州の雰囲気たっぷりの「小瑞士花園」には世界各地の草花が植えられ、季節毎に絵のような美しさだ。「挪威森林広場」、「阿爾卑斯双塔」、「落羽松遊歩道」、「主題花園」といった特色のあるエリアももうけられ、自然のロマンを満喫できる。


 草原から一つ足をのばせば「博望新村」。この集落は雲南の少数民族の末裔が生活している。内戦のあと、ミャンマーとの国境付近に追い込まれた国軍兵士が半世紀前に家族を連れて台湾に撤退してきたものである。個性的な家並みの中に雲南料理を出す食堂があるほか、少数民族の舞踊パフォーマンスを披露している。



博望新村
Add: 仁愛郷大同村博望巷
Tel:+886-49-2803161(清境観光発展促進会)


清境農場
Add:仁愛郷大同村仁和路170号
Tel:+886-49-2802748 
Web:www.cingjing.gov.tw


魯媽媽雲南擺夷餐庁
「魯媽媽雲南擺夷餐庁」は、擺夷族出身の刀玉皎さんが開いた名物食堂。「雲南汽鍋鶏」「香酥包料鶏」「錦灑」といった希少な民族料理にチャレンジできる。

Add:仁愛郷仁和路210之2之1号
Tel:+886-49-2803876
Web:www.lumama.tw


Access:
1.台北バスターミナルから国光客運バスで埔里へ。埔里から南投客運バスに乗り換えて清境へ。
2.台中から南投客運か全航客運バスで埔里(終点)へ。埔里から南投客運バスで清境へ。



合歓山:武嶺‧石門山
 清境観光は一泊二日がお薦め。続いてのスポットは「雪郷」の別名で呼ばれる雪景色の名所「合歓山」。鬱蒼と茂った高山鉄杉、白枯木、ニイタカヤマヤダケの大草原が見られ、時には野生の百合と火紅虎杖、小さな草花の花畑も目にできる。

 観光にはタクシーが便利。大禹嶺から台14線を進むと台湾のバス道では最高地点の「武嶺」に至る。武嶺は合歓山主峰と東峰の間に鞍部にあり、視野が開け、日の出や雲海を眺めるのに絶好のスポットだ。合歓山山群中でも手軽に登頂できる石門山は登山口から徒歩で半時間。登山道の両側には小阿里山龍膽、玉山ツヅジなど季節に応じて高山植物が咲き誇る。秋冬には黄金色のニイタカヤマヤダケが風に揺れ、ニイタカビャクシンも美しく色づく。頂上から四周を眺めれば、合歓山主峰、合歓山東峰、奇莱山主峰、奇萊山北峰、中央尖山といった山稜が一望でき、ご来迎の聖地となっている。


Access:
1.台中干城駅か埔里から南投客運翠峰方面行きのバスで翠峰へ。翠峰からはタクシー。
2.埔里から南投客運青青草原方面行きのバスで清境農場へ。清境農場からはタクシー。

合歓山でのご来迎
標高三千メートルの合歓山でのご来迎に挑戦。高山の暁の美景、どこまでも広がる雲海は一生の思い出になる。日の出を見るには夜間出発の合歓山日出専用車がお勧め。一人約四百元で04:30-08:30の走行。車内ではガイドによる解説もある。乗車地を決めてネットで予約する。


清境・合歓山観光専用車
www.travelbus.tw

OK bus 
www.cingjingbus.tw


特別企画--花蓮 時を超えた移民村の魅力

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文/大原弘達 写真/季子弘・視野創異行銷

台湾の東海岸、太平洋に面しその地を南北に長く伸ばす花蓮。国内最大の面積を占めながらも中央山脈、海岸山脈という山岳が聳え立ち平地は一割にも満たないというこの地は大自然に恵まれ、壮大な大理石の渓谷「太魯閣渓谷」や雄大な景色を誇る「鯉魚潭」は観光客を引きつけて止まない。自然豊かなこの土地は観光地としてだけでなく昔から移民地として多くの人が集まるのだ。


市街地にみえる新たな生命力
花蓮市
観光地お決まりのお土産屋が溢れる賑やかな市街地には近年若者が集い独創的なお店たち創り上げている。文化活動の中心となっている「花蓮鉄道文創園区」周辺、美味しい台湾小吃が集まるこの地区にちらちらと見え隠れするおしゃれなお店たちは見た目だけでなく新しい若者の意思に溢れていた。

花蓮の興味深い人、事、物を世に伝えようと精進する「O`rip」は定期出版される雑誌のみならず、現地の工芸品を紹介する独自のセレクトショップや毎月催される花蓮を巡る個性的なツアーと独創的な企画が盛りだくさん。他にも発展途上国の生活を支える取り組みとして注目されるフェアトレード製品を専門に扱う「花蓮繭裏子」、情緒豊かな日本時代に建てられた木造家屋を改装した「時光二手書店」等、花蓮を市街地の中に新たな息吹が顔を覗かせていた。

今回、花蓮市街を案内してくれた方凱平さんも花蓮の魅力にとりつかれた若者の一人である。

「花蓮は夢見る若者が集う場所でもあるんだ。」そう言って、連れてきてくれた場所はカフェ「Hygge」。レザークラフトのお店「回春」と協力し合い共同で物件を借り経営している写真愛好家の穴場でもある。

「花蓮ではこうやって皆が協力しあって夢を追う姿は決して稀じゃない。僕らはいつだって共に学び、共に支え合いながら生きているんだ。」この地に移り住んで6年になる彼も、この地で写真を学び、翻訳や記事を書くかたわら今では写真を人々に教えているのだという。彼は語る。

「皆んながもっと気軽に作品を発表できる環境を作っていきたいと思う。何もかもが飽和した大都市に対してこの場所にはまだ多くの可能性があると思うんだ。」

都市生活の圧力や喧騒を逃れこの地にやってくる夢追い人たち。それは穏やかな老後生活を望む中高年者だけでなく若者にまで至っている。これだけ外来の人々を惹きつけてやまない花蓮、一方で地元の人たちに花蓮には何があるのかと聞くと、彼らは決まって笑いながら答える。「花蓮にはすることなんて何もないよ。海や山があるだけさ。」

海や山、大自然に囲まれたこの地の魅力、それはきっと住人達も忘れてしまうほどに豊かな日常の中にあるのではないだろうか。「生活」。そう、それが移民地としての注目される花蓮に宿る本当の魅力なのかもしれない。少なくとも僕は穏やかな彼らの表情にその魅力の正体を垣間見た気がした。

O`rip 生活旅人
花蓮の文化情報の発信地
現地の工芸品、雑貨の販売に雑誌の出版。時には花蓮を廻る旅のイベントまで。レクチャーなどイベント満載なので要チェック。

Add:花蓮市節約街27号
Tel:+886-3-8332429

Cafe Hygge
写真愛好家の穴場
美味しいスイーツにコーヒー。それだけでなく、写真の展示会もしばしば行われている。

Add:花蓮市国民街38号2階
Tel:+886-926363247

繭裹子
フェアトレード商品を推進する雑貨屋さん
世界各国で作られる洋服やおもちゃや食器やら。手作りならではの可愛いユニークなアイテムが見つかるかも。

Add:花蓮市博愛街213号
Tel:+886-3-8311755

Cafe Fiore 咖啡花
たくさんの草花が飾られたお洒落なカフェ
美味しいスイーツとコーヒーが話題のお店。店内のドライフラワーの飾りつけはオーナー自身によるもの。

Add:花蓮市忠孝街79号
Tel:+886-3-8325172


一碗小
花蓮一有名なさっぱり系麺屋さん
新鮮な牛肉や羊肉を用いた軽やかな口当たりのスープはまさに試す価値あり。

Add:花蓮市仁愛街94-1号
Tel:+886-3-8326015


美琪烤玉米
地元の人がこよなく愛する焼きトウモロコシやさん
時間をかけてゆっくりと作り上げる懐かしの味。

Add:花蓮市中正路396号美琪ホテル横
Tel:+886-933798385


花蓮市観光スポット

花蓮文化創意産業園区
日本時代の醸造所を文化スペースにリニューアルし、展示会場・小劇場として再利用されている。かつての事務室はビジターセンターにしつらえ、園内に多彩な商店や食堂を進駐させている。花蓮では若者たちに人気のスポットだ。

Add:花蓮市中華路144号
Open:9:00-17:00 月曜休館

軌道跡を歩く
花蓮市中心部に設置された歩道。かつての市街地と旧駅を結ぶ軌道跡、全長約1.8キロ。懐かしい老舗が甦り、節約街と光復街一帯には個性的な商店が続々進出して、楽しい買い物に時間を忘れそう。

Location:中山路・節約街交差点

鉄道文化園
花蓮旧駅、日本時代の鉄道部花蓮港出張所のほか和風官舎や土木事務所など簡易鉄道時代を偲ぶ遺跡がのこる。現在館内では鉄道にまつわる文物や模型が設置され、広場では週末になるとバザールが開設される。

Add:花蓮市中山路71号
Open:8:30-12:00・13:30-17:00 月曜休園

石芸大街
花蓮石芸協会が企画した商店街。花蓮特産の鉱石・宝石のほか各種石彫商品を一堂に集めた。花蓮は近年「墨玉」を素材にした彫刻品が注目を集めている。石彫博物館主催で特別展が開催されたほか、七月の台湾美食展では「墨玉」を使った各種食器に名シェフによる料理を組み合わせた展示が予定されている。花蓮の「墨玉」にとっては晴れの舞台となる。

Location:花蓮市博愛路・重慶街交差点


壮大な自然に囲まれて 

民宿 梯田山
二つの山脈に囲まれた花東縱谷に位置する寿豊郷、元は原住民のアミ族が狩猟、採集を中心とした生活を送っていた地域である。日本植民地時代に移民村として当時多くの日本人がこの地に移り住んだというが、今では日本の残した面影もほとんど見当たらない。

黄昏時、夕日も沈み夜が闇を深めるその頃に、村の東西に聳える山岳の一つ中央山脈の麓からある一本の細い山道を車で駆け上がる。「千と千尋の神隠し」の序庁に千尋たちが家族と迷い込むあの深い森の様に奥へ奥へとただ続く道は、まるで僕たちを別世界へと引き連れていくようにして、心は期待と不安に煽られながらただ運命に身を任せ前へと進む。すると、灯りが見えてきた。僕ら迷い人を迎える灯り同時に目に飛び込んできたのは可愛らしい欧風建築と静寧な農村の夜景だった。
 
「自然に満ちた花蓮は金を稼ぐために生きる大都市とは違い生活を獲得する場所なんだ。」

以前台北でインテリアデザイナーの仕事をしていたというここ「梯田山」のオーナー李玠岳さん。日々度重なる仕事の山に明け暮れていた当時、縱谷平原の全景が見えるというお寺の話を聞き友人と共にこの地を訪れたという。その時、目の前に広がるその光景に心打たれ、かつて若き頃、高校時代の同級生二人と共に誓った約束が頭をよぎった。

「いつか三人で一緒に土地を買い家を建てて住もう。」

以降、山上の穏やかな縱谷平原に臨むこの地を見つけ二人の旧友と共に金を出し合いこの場所にそれぞれの家を建てたという。早期退職を決意した李さんは一足先にこの地に移り住み、友人が退職しやってくるまでの間、空き家を民宿として経営することに決めたのだそうだ。

「花蓮ではやりたいことはなんだってできる、時間をゆっくりかけて思い通りの生活を築き上げるんだ。」

本職の腕を発揮し細部まで徹底的に築き上げたこのオランダ風建築、李さんの生き方を物語っているのはそれにとどまらない。自ら研究しじっくり時間を凝らしながら手間暇かけて作り上げるヨーロッパの郷土料理、お客様をもてなすこの上ないご馳走は味覚を通して李さんのこの地に宿る生活の魅力を伝えているのだ。


梯田山
オランダ風建築のお洒落な宿
隅から隅まで異国情緒漂う欧風建築で静謐な時間を。朝食付き。主人特製の夕食は事前予約が必要。

Add:寿豊郷豊山村山辺路二段83巷12号
Tel:+886-910156103


寿豊郷の観光スポット

寿豊文史館(豊田移民村)
日本時代を通じ、東台湾には続々と日本人移民村が設置された。花蓮県寿豊郷の豊田移民村はその一つで、往時の面影を留める建物も少なくない。かつての警察署が「寿豊郷文史館」に生まれ変わり、多くの文物や資料を展示している。

Add:寿豊郷豊裡村中山路320号

立川漁場
地下水を使った立川漁場では、黄金蜆・金鱒・香魚(アユ)などを養殖している。名物の「黄金蜆」を原料に「蜆精(シジミエキス)」などの健康食品を販売しているほか、シジミ狩りも体験できる。併設の「五餅二魚」食堂では新鮮な養殖魚を使った名物料理が楽しめる。

Add:寿豊郷共和村魚池路45号
Tel:+886-3-8651333

鯉魚潭
花蓮県内最大の湖水。湖畔を散策したり、ボートやサイクリングが楽しめる。周辺には食堂や商店が立ち並び、名物や小吃を販売している。

Add:寿豊郷池南村環潭北路100号
Open:8:30-17:30(ビジターセンター)
 

街道散策--台北MRT小南門駅周辺 新旧が交錯する街角

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企画構成/朱佳雯 文/朱佳雯‧林佳瑜 写真/宋育玫


台北MRT小南門駅周辺には、十九世紀から二十世紀にかけての日本時代の面影が残る。時代を経た建物のなかには、現代にマッチした文化スペースにリニューアルされたものも少なくない。台北の雑踏に疲れたら、小南門あたりを歩いてみるのも一興。世紀を超えて生きてきた文化の風貌と植物の緑に触れて気分をリフレッシュしてみたい。




歴史と文化の散策コース

 小南門は台北市の延平南路と愛国西路交差点に位置する。清代の1879年に建造された台北城の城門の一つで、現在国の史跡に指定されている。無骨な他の城門と違って、小南門はその名の通り、小さな楼閣。廟宇のような精緻な作りと彩色が秀麗である。

 愛国西路沿いに歩くと、南昌路の国立台湾博物館南門園区に着く。かつての樟脳工場が修復されて、国立博物館の分館となっている。園内には紅楼、小白宮、新築された行政ビルがあり、史跡の修復にまつわる展示がおこなわれている。

 南海路に沿ってさらに国立歴史博物館まで歩こう。ここは中国歴代の文物や美術品が展示され、故宮と同様に、中華文明の深奥を知るうえで欠かせないスポットである。博物館の真向いは有名な建国中学。日本時代は「一中」と呼ばれ、多数のエリートを輩出してきた。正門に見える赤レンガが日本時代より残る建物だ。


 歴史博物館後方に広がる緑が台北植物園である。南洋植物と生態環境を研究する研究所として設立されたもっとも歴史ある植物公園で、夏になると満開となるハス池が人気。園内の「欽差行台」と呼ばれる建物は、清代から残る福建風の行政機関。端正な造りで威厳が感じられる。現在は植物園の歴史と文化を紹介する常設展示場となっている。

国立台湾博物館南門園区
Add:中正区南昌路一段1号
Tel:+886-2-23973666
Open: 
公園部分6:00-22:00
展示館9:30-17:00 月曜休館

国立歴史博物館
Add:中正区南海路49号
Tel:+886-2-23610270
Open:10:00-18:00 月曜休館


台北植物園
Add:中正区南海路53号
Tel:+886-2-23039978
Open:5:30-22:00

欽差行台
Add:中正区南海路53号
Tel:+886-2-23039978
Open:9:00-16:30 月曜休館

戦後経済を支えた偉人館
孫運璿科技‧人文紀念館

 孫運璿
1913年 中国山東省に生まれる
1945年 台湾電力公司に入社
1962-1964年 台湾電力公司総経理に就任
1967-1969年 交通部長(交通大臣)に就任
1969-1978年 経済部長に就任
1978-1984年 行政院院長(首相に相当)に就任
1984-2006年 総統府資政に就任
2006年 逝去


 植物園横にある「孫運璿科技‧人文紀念館」は、大戦後の台湾復興をけん引した故孫運璿氏の邸宅で、1980年から2006年に亡くなるまでの四半世紀ここで暮らした。八百余坪の敷地には、優美な庭園と和風・洋風の建築物が点在する。


 洋館は1980年に孫運璿が移り住む前に建てられ、賓客をもてなしたゲストルームが原状のまま残されている。洋館一階には孫氏が台湾電力公司に入り、戦後五か月の間に復旧させた電力供給システムが紹介されている。交通部長に就任すると、高速道路、桃園国際空港などの重要なインフラ建設をけん引した。経済部長時代は、「新竹サイエンスパーク」の設立を進め、行政院院長時代は、台湾初の国家公園を立ち上げるとともに、米国との断交など困難な時期を舵取りした。展示の数々は、孫氏の職務上の経歴であるのみならず、大戦後から1980年代までの台湾史の縮図でもある。




 和風の建物は日本時代に建てられた台湾銀行の宿舎で、往時の暮らしぶりが偲ばれる。最近落成した新館内には、講堂と会議室のほかカフェやギフトショップが設置されている。


Add:中正区重慶南路二段6巷10号
Tel:+886-2-23112940
Open:火曜-日曜日10:00-17:00 月曜休館
Ticket:一般50元
毎日11:00と15:00にガイドによる案内あり、10名以上の団体は二週間前に予約

本格コーヒーを楽しむ
PELOSO COFFEE ROASTERS 沛洛瑟咖啡店

 小南門周辺を歩いたら、「台北市で最も雰囲気のあるカフェ」として名高いPELOSOで、至福のコーヒーとスイーツをいただきながら、午後のひと時を過ごしたい。接客と経理は奥さんの「康康」、焙煎担当はご主人の「拾貳」。2013年に賑やかな台北市東区から店を移したのは、付近に高層ビルが少なく、ゆったりとした生活のテンポが夫婦の性格に合うからだ。

 PELOSOはイタリア語で、「ふわふわ」という意味。二人の大好きな猫をイメージし、お客さんに心地よく過ごしてほしいという気持ちを込めた。コーヒーを注文する時は、産地とともに、サイフォン、ハンドドリップ、エアロプレスなど入れ方を指定できるのがPELOSOの魅力。

 毎週豆を変えて焙煎するので、各地のコーヒー豆を賞味できる。志を同じくする他のカフェと共同して産地から豆を直接購入することで、生産者との対話と共益を大切にしている。Menu選びに困ったら、カウンターで相談すれば、お勧めのコーヒーを教えてくれる。




Add:中正区中華路二段75巷40号
Tel:+886-2-23122955
Open:12:00-21:00(L.O.20:30) 1.11.21.31日定休
予約:不可/カード:不可/サービス料:なし/ミニマムチャージ:一人一品/来店は4人以内をお勧め

台湾好物ーー「天冠銀帽」 神も驚く現代の粋

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文/Fion Tsao 写真/Szymborska

 台湾道教の神々は、関帝は武帽、玄天上帝は帝帽、媽祖は媽祖帽というように、それぞれ異なる冠(神様の帽子)をかぶっている。頭上に輝く神帽は、人々の神に対する敬虔さの象徴ともいえる。


 この「神帽」作りに斬新なアイデアを盛り込み、コレクションとしての芸術性にまで高めた仕事人がいる。この道二十五年という蘇建安さんは、伝統のもつ趣きを大切にしつつ、金線加工、透かし彫り、彫金、二色鍍金、ツヤ消し、窪みなど六つの新しい技法を投入して、神帽の世界に新しい息吹を与え成功した。けばけばしさを抑えて、シンプルさを心がけたところに人気の秘密がある。ユニークな装飾として登場するカニ・イセエビなど海の生物は財運、コウモリは幸福、カメは長寿を象徴する。こうした斬新なデザインは、神様を親しみやすく見せるとともに、いっそうその神秘性を高めている。


 ゴージャスな趣き好むコレクターのために、スワロフスキーのクリスタルを使って、四次元のどの角度からでも美しく見える帽子を作ったこともある蘇建安さんは全島の寺廟の要請に応じ、北港の朝天宮、鹿港の天后宮、台南の大天后宮・天公廟・祀典武廟などに彼のオリジナルの冠銀帽を奉納してきた。

 そして蘇さんは台湾らしい温もりの中に現代感覚を取り入れるインテリアを続々開発中である。銀帽にあしらわれていた平安葉を使用したペンダントトップ、そして銀帽についた孔雀の羽毛を使ったランプシェードなど、彼の作品には随所に過去の技術が生かされている。我々が伝統から新しい物を学び続ける限り、伝統は廃れることはないと彼は語る。

 ランプシェード・スタンド・花器・アクセサリーなど、こうして創作された生活用品を通じて私たちは祖先から伝えられてきた文化の精髄を楽しむことができる。工房では、金工体験教室も併設しており、事前に申し込めば、好みの装飾品を自作できる。


天冠銀帽
若くして公務員の職を辞した蘇建安さんは、金属工芸の製作所に入って、金属工芸の技巧をマスター。銀細工を学んだ兄・蘇啓松さんと共に1998年、「天冠銀帽」工房を設立した。伝統工芸をこよなく愛する蘇建安さんは、神の頭にのせる銀帽にみられる伝統の技法と新感覚のデザインをコラボさせ、実用的な装飾品や器物を作り出してきた。2013年にはパリのルーブル美術館「国際文化遺産展覧会」に出展し注目を浴びた。


Add:台南市中西区文賢路292巷75号
Tel:+886-6-2582686
Open:8:00-12:00、14:00-21:00 日曜休日、予約可
Facebook:天冠銀帽
カード可

美食企画ーー台湾のおいしい幸せ アイススイーツ

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企画構成/朱佳雯 文/朱佳雯‧林佳瑜‧劉宛昀 写真/宋育玫


夏真っ盛りの台湾。焼けるような暑さに思わずひんやりおいしいアイススイーツが欲しくなる。台北では、雪花氷(ミルクカキ氷)、豆花(トウホア)のほか様々な夏のスイーツが多士済々。信義区にあるATT4FUN甜蜜王国は、目新しい人気のデザートがそろうと、女の子たちに好評だ。


ATT4FUN 甜蜜王国
台北東部、信義区のATT4FUNに、2014年9月、デザート専門フロアができた。四階の「甜蜜王国」には、台湾ブランドのほか韓国・ギリシャ・日本など十社以上のデザートが勢ぞろい。白のアフタヌーンゾーンと黒のナイトゾーンに分けられた空間は、童話の中の馬車、ケーキタワーのメリーゴランド、シャンパンタワーが並べられ、ファンタジックなムードでいっぱい。うち三店を選んでご紹介しよう。


Bingirl氷果甜心
フルーツ・スフレ・パンケーキ 220元

台中からやってきたこの店は、台湾産のマンゴー、ライチ、パイナップル、ラズベリーを使用している。「鮮果森林厚松餅(フルーツ・スフレ・パンケーキ)」は、生地がぎゅっと詰まったオリジナルテイストのパンケーキに、カスタードソース、アイスクリーム、新鮮なカットフルーツを添えた色とりどりのメニューで、見た目も楽しい。このほか、抹茶紅豆厚松餅(グリーンティーと小豆あんのスフレ・パンケーキ)、栗子蒙布朗厚松餅(モンブラン・スフレ・パンケーキ)など。注文してから焼き始めるため、できあがるまで30分ほどかかる。


ダッチベイビー シナモン風味リンゴ+紹興酒アイス 340元

ダッチベイビーはドイツの田園地帯で生まれたお菓子。それを「氷果甜心」がアレンジし、日本製小麦粉を使って作った。ベースは熱々のパンケーキ、その上に炒めたシナモン風味リンゴを加え、ジューシーな甘さだけでなく、タフィーの香も魅力。傍らに添えた特製紹興酒アイスは、紹興酒と紫米を原料として使用し、紫米のつぶつぶ感が嬉しい。このほか、トッピングのナッツとスライスアーモンドで歯ごたえをさらにプラス。製作には約20分かかるとのこと。


Add:信義区松寿路12号4階(ATT4FUN)
Tel:+886-2-77378788
Open:11:00-22:00
予約:休日不可/カード:可/サービス料:10%/ミニマムチャージ:1人1品


Humpty Dumpty-鯛焼きアイス 130元

韓国で爆発的にヒットした鯛焼きアイスが台湾に初登場。皮は注文してから焼く。あーんと口を開けた鯛焼きは愛嬌十分で、中の空洞に入れる餡とアイスの味は季節ごとに変わる。この度試したカスタードの餡とチーズストロベリーアイスは、はじけるキャンディー、マシュマロ、クッキーなどがトッピングされ、様々な歯ごたえが楽しめた。

Add:信義区松寿路12号4階(ATT4FUN)
Tel:+886-2-77378998
Open:11:00-22:00
予約:テイクアウトがメイン/カード:可/サービス料:なし/ミニマムチャージ:なし


Mocktail 瑪可緹-タピオカミルクティーアイス160元

2012年創業の春水堂のブランド。東洋茶を主軸として、西洋文化の要素をプラスし、お茶関連商品を次々と開発している。なかでもタピオカミルクティーアイスは人気メニューで、粉にした東方美人茶に、牛乳と少量のブランデーを合わせて作ったアイスクリームが、しっとりなめらかな口当たり。モチモチのタピオカ、ジャスミン茶ゼリー、ティー風味クッキーも添えて、マカダミアナッツで香と歯ごたえをそっとプラスした。おいしさと創意に思わずうなってしまう。

Add:信義区松寿路12号4階(ATT4FUN)
Tel:+886-2-77452168
Open:11:00-22:00
予約:可/カード:可/サービス料:なし/ミニマムチャージ:1人ドリンク1杯


GLAM AIR-レインボー綿菓子ソフトクリーム 150元

韓国のグループが経営するソフトクリームのGlam Airが、今韓国で大流行の綿菓子ソフトクリームを台湾にデビューさせた。三色の綿菓子をカップにのせて飾った様は、ファンタジックな装飾品のよう。カップは、はじけるキャンディーをのせたミルク味のソフトクリームとコーンフレーク入り。深いミルクの香と濃厚なソフトクリームは、サクサクしたコーンフレークと合わせて食べると、さらに美味。綿菓子を少し残しておいて、ソフトクリームをつけて食べてみよう。違った味わいを楽しめる。




Add:信義区松寿路11号地下1階(新光三越A11)
Tel:+886-2-87802334
Open:11:00-21:00 
予約:不可/カード:可/サービス料:なし/ミニマムチャージ:なし


 Mini Melts 粒粒氷淇淋-レインボー 120元

アメリカ生まれのMini Melts粒粒氷淇淋が2015年4月に台湾でオープンした。西門町の漢中街角で、ピンク色の看板と気さくな店員がパワーを放つ。現在、「レインボー」、「コットンキャンディー」、「ダブルチョコレート」、「ストロベリーミルク」の四テイストがある。「レインボー」は、パッションフルーツと爽やかソーダの味のコンビ。粒状アイスが口の中でピョンピョン、これまでのアイスのイメージを覆す新食感。次々と跳ね出す様々な味わいが楽しい。

Add:万華区漢中街53号
Tel:+886-2-23818150
Open:11:00-23:00
テイクアウトのみ


夏樹甜品-杏仁豆腐ミルクカキ氷 85元(トッピング二種)

迪化街の静かな路地の中、古めかしいレンガ壁と木製の引き戸、夏樹甜品の店舗は温かく、素朴なイメージ。杏仁豆腐ミルクカキ氷はコクのある杏仁豆腐を、冷たくてふんわりソフトなミルクカキ氷で覆い、すりたてのピーナッツパウダーをふりかけた。口溶けの良いピーナッツともち米でできた二色の湯圓を組み合わせたこのメニューは、重なりあう味わいとアーモンドの香が魅力。

大稲埕店
Add:大同区迪化街一段240号
Tel:+886-2-25536580
Open:月曜-金曜10:30-18:00 
     土曜・日曜10:00-19:00
Web:www.summertreesweet.com
予約:不可/カード:不可/サービス料:なし/ミニマムチャージ:なし


黒岩甜品屋-マンゴーミルク黒糖カキ氷 100元

松江市場付近にある黒岩甜品屋は、昔ながらの黒糖カキ氷と手作り豆花の有名店。店内の氷のブロックとトッピングは全てその日に作るので実に新鮮。黒糖氷のカキ氷にカットマンゴーと練乳をのせたマンゴーミルク黒糖カキ氷は、黒糖独特の適度な甘味、濃厚な練乳、甘いマンゴーが一体となって、くせになりそう。

Add:中山区錦州街195号
Tel:+886-2-25362122
Open:12:00-23:00
予約:不可/カード:不可/サービス料:なし/ミニマムチャージ:なし


双連圓仔湯-カキ氷 (トッピング四種)90元 焼モチ (2個)75元


創業64年を誇る老舗。昔ながらの手作りによるもち米デザートとカキ氷のトッピングで名高い。長時間かけてじっくり煮込んだ懐かしの味のタロイモ、しっとり軟らかい小豆、さっぱりした甘さのハスの実、モチモチのタロイモ団子などのトッピングと黒糖カキ氷の組み合わせは、店の食材に対する気遣いを感じさせる。さらにお勧めは、焼麻糬。香高いピーナッツパウダーをいっぱいにふりかけたソフトでモチモチの熱いモチは、まさに台湾ならではの逸品。


Add:大同区民生西路136号/大同区承徳路二段151号
Tel:+886-2-25597595
Open:10:30-22:30
予約:不可/カード:不可/サービス料:なし/ミニマムチャージ:なし


六順豆花-ミックス豆花 (固定トッピング5種)50元

民生社区新東街にある六順豆花は創業十年以上。夏は豆花とカキ氷を、冬は温かいデザートスープを販売する。非遺伝子組み換え大豆を使用した、手作り伝統豆花は、つるつるした食感と、ほのかな大豆の香が特長。小豆、ハトムギ、ピーナッツなど5種をトッピングしたミックス豆花がお勧め。それから、チョコレート、ミルク、卵の味を一度に楽しめる三色プリン豆花も人気が高い。


Add:松山区新東街26巷1-1号
Tel:+886-2-27661778
Open:12:30-23:00 不定休
予約:不可/カード:不可/サービス料:なし/ミニマムチャージ:なし



TOPICSーーアジアの芸術文化をテーマに 「故宮南院」2015年12月に開幕

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アジアの芸術文化をテーマに
「故宮南院」2015年12月に開幕
──国立故宮博物院 馮明珠院長にインタビュー


国立故宮博物院は昨年度参観者が540万人を超えた。文化交流の発展と台湾観光の好調を支える最重要施設として、十二分にその役割を果たしている。そして、いよいよ2015年12月、アジア芸術文化博物館としての使命を負った「故宮南院」が正式オープンする。展示の内容とともに、建築そのものが注目を集めている南院について、国立故宮博物院の馮明珠院長を訪問し、設置の意義と特色、当面の計画をうかがった。以下はインタビューの内容を整理したものである。文責は編集部。

 

台湾中南部の文化・社会・経済の発展を期して、2004年、国立故宮博物院の「南院=南部分館」を嘉義県太保市に設立することが決まりました。「アジア芸術文化博物館」。中華圏では初めての「アジア文化」を主題にした博物館であり、台湾の地方都市にとっては貴重な国立博物館として計画されました。この間五人の院長の奮闘努力が実って、ついに今年12月に正式に開幕できる運びとなりました。


水墨画をコンセプトに
 「故宮南院:アジア芸術文化博物館」は大元聯合建築師事務所の姚仁喜建築師の設計によるものです。中国伝統の水墨画の世界に伝えられてきた「濃墨」「飛白」「渲染」という三つの技法が設計の理念となっており、これらは中華・インド・ペルシャという三大文明の交錯と交流を象徴しています。

 「濃墨」の特徴は西側の建築に表れています。スチールと石材を基調にした貯蔵庫と展示空間はとても重厚な印象があります。「飛白」は、ガラスカーテンによって構成される建築で、東側に位置しています。弧状をなすラインが優美で、屋外の景色を取り込んだ透明感のある建築です。また「渲染」は博物館につながる中庭とそのオブジェを指しています。

 故宮南院は環境に配慮されたエコ建築です。主建築がすえられた人工湖は景観のほか、洪水・旱魃に効果を発揮するよう設計されています。36ヘクタールに及ぶ敷地には将来、レジャーパークや宿泊施設も併設される予定で、南院の多彩な魅力をご理解いただけるでしょう。


開幕を彩るアジア展
 中華文化は東アジア文明の一角を担っています。陸にも海にもシルクロードはあり、アジア各地の文化交流をになってきました。わけても台湾・日本・韓国は文化交流が密切でありますが、近年は東南アジア各地からの移民がエキゾチックな色彩を持ちこんでくれています。故宮南院の開幕展は、こうしたアジアに目を大きく開いた観点から企画されました。内容は、常設展が五つ、特展が三つ、国際展が二つです。以下に紹介しましょう


○常設展:「芳香遥かに-アジア茶文化展」。「茶郷-中華茶文化」「茶道-日本茶文化」「茶趣-台湾功夫茶」という三つのゾーンに明代茶寮・日本茶室・台湾現代茶席が設置されている。阿里山茶をはじめアジア各地の茶処が紹介される。


特展:「崑崙を越えて-イスラム玉器特展」。清朝乾隆24年(1759年)、新疆ウイグルが清朝の版図に入って以降、皇帝の希望によりイスラムの玉器が大量に流入し、玉器文化を一変させた。本展では中央アジアのほか南アジア・インド、西アジアトルコなどの王公貴族が愛用したイスラム玉器をご紹介する。院秘蔵の文物で、台北故宮でも未公開のもの。


 2014年には日本の東京や九州で「国立故宮博物院-神品至宝展」を開くなど国立故宮博物院は世界の博物館と交流を重ねてきました。今回開催予定の「揚帆万里-伊万里磁器特展」も大阪市立東洋陶磁器美術館から提供を受けた161組、そして故宮秘蔵の伊万里13組をあわせて紹介しようという特別企画です。


アクセスを強化します
 利用者の便宜を考えて故宮では、高速鉄道・台湾鉄道にシャトルバスを組み合わせた公共交通システムを検討中です。さらに台湾鉄道太保駅からレンタサイクルで南院へ、というプランもあります。また交通部観光局とともに雲林・嘉義・台南の周辺スポットと結んだパックツアーも考慮しています。故宮南院二日コース・三日コースでは、台北故宮と故宮南院両館の入場券と高速鉄道チケットを組み合わせたプランも含まれています。さらに高雄文藻外語学院と提携して英語・日本語・韓国語・フランス語・ドイツ語など多彩な言語のボランティアガイド1200名を養成中です。日本の皆さんもどうぞ安心して足をお運びください。

EVENTーー2015台湾美食展いよいよ登場 「味覚の世界、食器の世界」を探訪

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「食」は異文化を理解する最良の方式でもあり、観光には欠かせない魅力の一つ。二年ぶりとなる台湾美食展は、来たる2015年7月17日から20日まで台北市内の世界貿易センター一館A・D区で盛大に開催される。台湾観光業者の総力を結集して「美食台湾」ブランドを世界に向けて発信する。

 2015台湾美食展は「台湾美好食代」をメインテーマに、「食之芸」「食之器」食之材」「食之旅」「お土産」という五つのゾーンを設置し、手軽な庶民の味から高級ホテル・レストランまで、そして産地から食卓に至る台湾美食の世界を一望する。まさに華麗なる美食のカーニバルだ。


2015台湾美食展
Date:7月17日~20日
Location:台北世界貿易センター一館A・D区
Web:www.tcetva.tw


ゾーン一:「食之芸」

 30名以上のシェフが招待され、花蓮産「墨玉」を素材にした食器に渾身のアイデア料理を盛り付ける試み。墨玉食器は花蓮の彫刻師「呉義盛」の手になるもので、美学と美味のコラボに興味が集まる。

 美食展は台湾飲食業界の交流と切磋琢磨の舞台である。今年も各地域での予選を勝ち抜いた四つのチームが四日間にわたって熾烈なバトルを繰り広げる。優勝すると、台湾を代表して来年の美食展での国際コンクールへの参加資格を得る。そのほか、料理・カフェなどの各領域の達人を迎え、廚芸教室や講座を開催予定だ。

 当ゾーンのもう一つの注目は台湾原住民と客家の美食文化。台湾原住民は現在16の民族が承認されており、各民族それぞれ独自の歴史と文化を擁する。また客家(ハッカ)の食事には、客家人ならではの質朴な勤勉精神が反映されている。いずれも地方色豊かな郷土料理だ。そのほか本ゾーンには台湾中の著名ホテル・レストランが出展しており、試食コーナーや優待券・宿泊券の配布もおこなわれる。


ゾーン二:「食之器」

 「食器」が本ゾーンの主人公。家庭用の小皿から伝統の技を駆使した大皿、そして新感覚の工芸美学など台湾の食器文化が初めて一堂に集まる。


 近年観光客に人気の台湾小吃にぴったりの食器はなにか。会場では経験豊富なデザイナーから大学の学生たちまで、「器」にこだわる人たちが個性を凝らした小吃専用食器が展示されるほか、業者や作家の各種オリジナル食器が展示即売される。

 本ゾーンではさらに伝統磁器の補修現場を一般に公開する。かつて人々は一つの器を修理しながら使い続けていた。またそれは骨董品を補修する技術にも応用されてきた。現在台湾でこうした技術を継承している職人はたった二人ともいわれる。会場ではこの希少な匠がその伝統の技を披露してくれる。


 ゾーン三:食之材 

 台湾は穀物・野菜から水産物まで多士済々。技術の改良が進む一方、近年は自然農法を取り入れる農家も少なくない。おいしいだけでなく安全安心の食材を育てることが求められている時代、主務官庁たる行政院農業委員会の役割は大きい。当委員会が設置する「農業館」では台湾の農水産業の到達水準が余すところなく披露される。

 台湾地場の香料は九層塔・香椿など百種あるといわれる。当ゾーンには五感で体験できる「香料ワールド」が展開する。ベテランシェフが教えてくれる香料使用のヒント、各種台湾香料の利用方法。また近年台湾との交流が盛んな中国貴州省の特別コーナーが設置されている。貴州は独特の香辛料文化を擁し、当地の食材を使った名物料理に学ぶところは少なくない。


ゾーン四:食之旅

 「食之旅」とは「旅路の食」の意味でもある。台湾政府交通部観光局が主催する本ゾーンでは、台湾の美食資源とその周辺スポット観光情報をあわせて展示する。台湾好行バス・台湾観光バスなど近年注目の低炭素公共交通機関の利用方法もわかりやすく解説。美食旅行の体験やお得な優待券付きお薦めコースをあわせてご紹介する。

 「駅弁」は旅の楽しみの代表でもある。台湾鉄路局が設置する「鉄路便當」コーナーには、日本など諸外国の駅弁もあわせて展示される。駅弁を仲立ちにした新たな鉄道文化交流である。また台北市商圈産業聯合会は、猪血糕・滷肉飯・蚵仔煎・鹹水鶏・鉄観音アイスなど、台北市内13か所の夜市を代表する美味を一堂に集めて、台湾ならではの屋台文化を紹介する。


 ゾーン五:お土産

 「お土産」も美食文化の延長にあり、旅の楽しみの一つだ。本ゾーンでは各県市のお土産業者が出店し、自慢の商品を展示即売する。宜蘭の米香、桃園の豆干、苗栗の客家もち、台中のパイナップルケーキ、南投のドライバナナ、高雄の芋頭アイスなど郷土の特産が勢ぞろいする。

業界フロントライン

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第八回台日観光サミットin山形
相互訪問五百万時代へ

台日観光サミット大会風景

台日観光業界恒例の「第八回台日観光サミット」がさる五月二十九日、「おしん」で台湾人にもなじみ深い山形県で開催された。台湾政府交通部観光局の統計によると2014年度、台日相互訪問者は460万6,636人に達し、観光サミットなど積み重ねてきた努力の成果が結実しつつある。そして今年度はいよいよ相互訪問500万人の時代を迎えることになる。




5/28前夜祭において吉村美栄子山形県知事と賴瑟珍台湾観光協会会長(右)が記念品を交換


交通部観光局謝謂君局長(左)から日本旅行業協会田川博己会長に記念品贈呈


台日観光交流ますます盛んに
 台湾政府交通部観光局の謝謂君局長は挨拶の中で、台日双方は昨年、「私の推薦する台湾」「私の推薦する日本」と題した写真コンテストを共催するなどさまざまな形で提携・協力を重ねてきた。コンテストの入選作品は、この度のサミット開催を記念して、台北駐日経済文化処のご協力も得て、山形県郷土館「文翔館」展示されることになった。この間双方間では、鉄道を通じた交流も盛んだ。32の同名駅を結ぶイベントを開催したほか、平渓線・江之電の提携協定が1年延長されて相互宣伝のビデオが完成した。またスポーツ方面では今年4月11・12日の2日間西武球場での公式戦に「台湾デー」が設定された。文化方面では宝塚歌劇団が今年8月、二度目の来演が予定されている。さらに嘉義農林の甲子園での活躍を描いた「KANO」が上映されてから「嘉義」の知名度が高まり、台湾南部を巡るパックツアーが盛んになっている。さらに今夏開催の台湾美食展のコンクール優勝者を年末までに日本に派遣するプランもある。台日の交流は来年にかけてますます拡充する見通しだ。



観光サミット前日、山形県「文翔館」において「台湾女性写真家作品展」と「台日観光写真コンクール作品展」が開幕

「地方観光の推進」が未来の重点
 現在往来の活発化によりフライトチケットがとりにくい状態が続いている。そこで今回の会議では、大型クルーズ船・チャーター便・企業旅行を通じて地方観光の活性化を進めることを確認した。クルーズ船は容量が大きく、寄港先ごとの定点観光が特徴。企業観光は、オフシーズンに設定してもらうことによって機材のアレンジに効果的だ。また地方空港の利用を奨励するとともに、北から入って南より帰国するなど、到着地と出発地を入れ替えることでさらに多くの往来を確保できるようになろう。 

 また会議では人材交流の態勢強化、青年層の交流促進、教育旅行の奨励が決議された。双方が共同して宣伝素材を作成し、共同して販促をおこなうことで地方観光を発生化させていくことが重点課題である。


名古屋に観光局連絡所
 日本旅行業協会(JATA)によると五月の連休時、もっとも人気のあった海外渡航先は台湾だった。Lonely Planetは台湾を2015年、もっとも価値ある訪問先ベストテン第8位にランクするなど台湾観光は注目を集めている。観光局はこの4月、新たに「名古屋中部連絡所」を設置した。東京事務所・大阪事務所に続いて、当地の重要性に鑑み、日本の中部地方の連絡所として旅行会社のサポート等に努める。修学旅行・企業旅行の奨励のほかスポーツや文化を通じた交流を航空会社・旅行社・メディアとともに推進していくことになる。

 来年の観光サミットは台湾の宜蘭県で開催されることになった。最後に宜蘭県の代表があいさつに立ち、宜蘭の特色を紹介するとともに、心から歓迎する県民からのメッセージを伝えた。


「台日観光サミット」
2008年に台湾政府交通部観光局が「2008-2009旅行台湾年」プロジェクトを、また日本も同時にVisit Japan Campaign・Visit World Campaignを展開したのをきっかけに観光交流を一層促進させようと「第一回台日観光サミット」が開催された。サミットは意見交換と意志統一の重要な拠り所となり、この間、金融危機・東北大震災など幾多の困難を乗り切ってきたほか、台日観光交流年を締結したり、logoの相互利用を進めるなどしてきた。とくに羽田-松山直航便を実現したり、スポーツ・歴史・文化など広い分野での提携を実現させてきたことは高く評価される。そのかいあって相互訪問者数は2008年の240万人から2014年には461万人へと92%も上昇した。またこの間友好協定・姉妹協定を締結した組織は以下のように多数に上る:台湾最高峰の玉山と世界遺産に登録された富士山、野柳地質公園と山口県秋吉台国定公園、台北101ビルとあべのハルカス、台湾鉄道松山駅とJR四国松山駅、平渓線と江之電。


台日観光サミットと台日相互訪問者数
回 年度  サミット開催地  台湾訪日者数  日本訪問者数
1 2008  台湾台北市    1,309,874    1,086,691
2 2009  日本静岡県    1,113,857    1,000,661
3 2010  台湾南投県    1,377,957    1,080,153
4 2011  日本石川県    1,136,394    1,294,758
5 2012  台湾花蓮県    1,560,300    1,432,315
6 2013  日本三重県    2,346,007    1,421,550
7 2014  台湾屏東県    2,971,846    1,634,790
8 2015  日本山形県    1,140,238    503,804
             (1-4月/ 26.38%)   (1-4月/-4.94%)




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台湾観光協会理事会が沖縄県を視察



 一般財団法人沖縄観光コンベンションビューローは台湾観光協会が最初に観光友好協定を締結した日本の観光組織であるが(1997年)、両会はさらに昨年台北トラベルフェアにおいて契約継続の署名を交わした。双方の交流を一層促進するため台湾観光協会第22次董事会(理事会)はさる5月15日から18日まで当県を訪問した。沖縄観光コンベンションビューローの歓待を受けるとともに、ホテル・婚礼・観光業者、有機農場などの施設を見学した。


賴瑟珍会長(左三)率いる台湾代表団が沖縄観光コンベンションビューロー上原良幸会長を表敬訪問(右四)


台湾観光協会理事らが玉泉洞王国村で記念撮影。中華民国「国旗」が掲揚され相互の友好を確認




トラベル特集ーー新竹「北埔」‧苗栗「南庄」 客家の町を訪ねて

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企劃構成‧文/朱佳雯 攝影/宋育玫‧視野創異行銷

台湾本島北部に位置する新竹・苗栗両県は客家の居住地として知られる。一種独特の文化と風情が愛でられ、週末には都会から大勢のツーリストが訪れる。とくに四・五月はアブラギリ祭りやホタル祭りが開催され、この一帯は一年でもっとも賑わう。台北から出れば車で2時間ほどの距離である。日帰りでも一泊の旅行でもお好み次第。今回は、台湾好行バスで新竹北埔と苗栗南庄を訪れ、自然の美景や客家の美食と人情に触れてみたい。

Access: 
台湾鉄道竹南駅から台湾好行バス南庄線に乗って南庄へ。
また、
台湾鉄道竹北駅OR高速鉄道新竹駅から台湾好行バス獅山線に乗って北埔へ。
台湾好行バス南庄線・向天湖線・獅山南庄線および獅山線で、周遊パックをアレンジする。
南庄・向天湖線:miaolitravel.net/Event/miaoligo/miaoligo.html
獅山南庄線:www.trimt-tripbus.com.tw
獅山線:www.taiwantrip.com.tw/Besttour/Info/?id=4




苗栗南庄
南庄老街


 苗栗県の東北に位置する「南庄郷」は客家(ハッカ)人とともに原住民(サイシャット・タイヤル)・外省人・福建人が混住する多様性が魅力。かつては林業や炭鉱で栄え、いまもそうした産業遺跡や開拓の足跡をたどることができる。


 南庄は1935年に大地震に遭遇し多くの建物が全壊した。日本人の手で全面的な再生計画がたてられたため、町内の建物は木造二階建ての和風建築となった。「南庄戯院」は1946年に営業を開始した映画館であるが、いまは当時の面影や看板を残したままレストランにリニューアルされている。

 「南庄老街」と呼ばれる中正路上には多くの歴史スポットが並ぶ。「南庄郵便局」は明治33年(1900)の創建で、1935年の地震後再建されたもの。郵便局左手前方にある石段は、第三代台湾総督「乃木希典」を記念して「乃木崎」と呼ばれる。


 山際に沿って小さな店が並ぶ「桂花巷」は、その風情が愛でられ、幾度も映画やドラマのロケ地に選ばれてきた。桂花巷入口の「洗衫坑」は用水路に設けられた洗い場である。かつて女性たちはここに集い、衣服や野菜を洗った。「永昌宮」は三階建ての寺廟で、明治38年(1905)の創建。郵便局と同様地震で全壊するなど二度にわたる再建を経てきた信仰の中心だ。

Access:台湾好行バス南庄線で南庄ビジターセンター(終点)下車。




南庄美食
松鶴小吃店


 南庄ビジターセンターそばの南庄市場は、当地の台所を担う食材の宝庫。市場のなかには「英姐小吃」といった老舗のほか、近年開店した「松鶴小吃」は南庄伝統の「勾勾麺」で人気を集めている。野菜を煮込んだスープにとろみをつけた「羹麺」の一種で、切りたての「滷味」を添えた郷土の味。

Add:苗栗県南庄郷民生街公有市場内
Open:正午から夕方まで


丈母娘豆干

 創業50年の老舗。薄めに切った豆干をニンニク苗・トウガラシを入れたソースで2時間煮込み、ピリ辛のたれをつけていただく。たっぷりスープを吸った豆干はほくほく。ピリッとくるのど越しが人気の秘訣。屋上に展望台があるので南庄の風光を楽しみたい。

Add:苗栗県南庄郷中正路52号
Open:10:00-17:30


江記花蜜桂花巷冰鎮湯圓

 2001年桂花巷に開業した名店。店主は客家伝統の米食文化から湯圓を素材にした冷たいスイーツを考案した。季節のフルーツにモクセイ・バラ・ラベンダーなどからつくる花蜜を配した風味いっぱいの逸品。

Add:苗栗県南庄郷文化路15号(桂花巷)
Open:月曜-金曜9:00-17:30
     土曜・日曜9:00-19:00


客家桐花祭‧ホタル祭り

春から夏に移る際、彰化県以北の山麓、東部の花蓮・台東はアブラギリの白い花で「雪化粧」をみせる。とくに桃園・新竹・苗栗の町や村は四・五月には、桐の花が山を覆い、風と共に花吹雪が舞う。ちょうどそのころ、南庄はホタルの季節。当地で一夜を過ごせば、希少なホタル狩りが楽しめる。

客家桐花祭
tung.hakka.gov.tw


向天湖

 台湾好行バス向天湖線に乗って南庄老街から向天湖まで半時間足らず。当地はサイシャットの集落として知られる。サイシャットは、台湾先住民族のなかでも特異な民族文化を誇り、「小人祭り(パスタヤ)」と呼ばれる祭典でその名が知られる。小人祭りは二年に一回、旧暦の10月15日前後に開催されるほか、十年に一回大祭が執り行われる(2016年に行う予定)。夜間の祭事は、彼らの祖先の事績にかかわる極めて厳粛なものであり、参観の際には、禁忌や決まりを遵守すること。湖畔には民俗文物館があり、サイシャットの歴史・文化および生活器物を展示している。湖畔の散策に疲れたら天湖咖啡民宿で一休み。美景が眺望できる。

Access:南庄ビジターセンターから台湾好行バス向天湖線に乗り換え向天湖(終点)下車。

サイシャット民俗文物館
Add:苗栗県南庄郷東河村16鄰向天湖25号
Tel:+886-37-825024
Open:9:00-17:00 月曜休館 


獅頭山

 苗栗県三湾郷・南庄郷の境界に位置し、海拔は491メートルに達する。北部台湾における仏教・道教最大の聖地で、現在「参山国家風景区」に指定されている。1895年に一人の僧侶が天然の岩洞を利用して「建獅巌洞(元光寺)」を建立したと伝えられる。その後勧化堂・梵音寺・輔天宮・開善寺と寺廟の創建が続き、現在11の寺廟が数える。前山(獅頭)から後山(獅尾)へと続く行程五キロの「獅山古道」を辿れば、これらの寺に順に参拝できるので、人気のハイキングコースとなっている。昭和2年、獅頭山は台湾日日新報読者の投票によって「台湾十二勝」の一つに選定された。



Access:台湾好行バス獅山線で獅山ビジターセンター下車。あるい獅山南庄線で勧化堂or獅山ビジターセンター下車。



新竹北埔
北埔老街


 北埔郷は新竹県西部に位置し、多くの客家人が居住する。老街周辺には清朝・日本時代の建築が残り、不定期にそれらの古民家が開放されることがある。



 老街上でもっとも悠久の歴史を誇る建物は2005年に国の史跡に指定された「金廣福公館」。1835年に福建省と広東省が合資した拓墾組織の事務所として創建され、往時福建系住民(ミンナン人)と広東系住民(客家人)の合作の象徴とされた。同じく百年の歴史をもつ「北埔慈天宮」は1846年の創建で、日本時代に学校として使用されたことがあるという。現在は道教の廟として北埔住民の信仰の拠り所となっている。また「忠恕堂」は1922年の創建。清代の1875年に科挙に合格した秀才の実家と伝えられる。


 姜氏は北埔へ開拓に入った一族で、大成功をおさめたことを物語るように、街道沿いに並ぶ多くの家屋が姜氏とかかわりをもつ。例えば姜秀鑾が建てたという「天水堂」は「姜屋」と呼ばれ、いまも姜家の子孫が住まう。「姜阿新宅」はバロック式の洋館で、1949年の完成。主人の姜阿新は日本時代、紅茶の輸出を手掛けた富商。また1924年落成の「姜氏家廟」は台湾四大家廟の一つと称される。

 現在、姜阿新宅・忠恕堂および姜氏家廟はいずれも補修中で2016年完工予定だ。また台湾史にその名をとどめる写真家の鄧南光(1907-1971)の旧家も北埔にある。

Access:台湾好行バス獅山線で北埔老街下車。


北埔擂茶

 北埔にくれば、赤レンガの民家が並ぶ石板路の路地裏を丹念に歩いてみたい。緑陰にたつ「水井茶堂」は天水堂わきの路地にあり、とりわけて古風な佇まいをみせる。かつて新竹女学校の初代校長を務めた姜瑞鵬の旧宅で、日本留学から故郷に錦を飾り、和洋中折衷の別荘を建てたという。木彫が施された素朴な風格には独特のものがある。現在北埔工作室が管理を引き継ぎ、客家名物の「擂茶」喫茶を経営している。擂茶(れいちゃ)はシナモンのすりこ木を使ってかぼちゃの種・ピーナッツ・ゴマ・茶葉をすりつぶし、熱湯を注いでいただく。米香・緑豆とあわせて口に含むと、素朴な味わいが身体中に広がる。午後のひとときを古の時代に思いを馳せて過ごしたい。




水井茶堂
Add:新竹県北埔郷中正路1号
Tel:+886-3-5805122
Open:10:00-18:00
ミニマムチャージ:100元/人(擂茶DIY300元より)


客家の美食


 客家の人たちは勤勉・節約で知られる。一見質素にみえるが、工夫の凝らされたメニューが多く、台湾において客家料理は広く普及している。まず目に付くのは、粄條・米苔目・客家湯圓・甜粄といった米粉から製成した独特の麺類・米食類。そして薑絲大腸・客家小炒・梅干扣肉といった御飯が進むおかずが人気を集める。北埔老街には小さな食堂が密集し、本場の客家料理が満喫できる。なかでも「老街粄條」は週末になると行列のできる名店の一つ。


老街粄條
Add:新竹県北埔郷廟前街31号
Open:平日8:00-17:00
     週末8:00-19:00
     水曜定休

周遊台湾2ーー丸ごと台湾!

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台湾北部
新北市
金塊に沸いた山間の町ー
水金九


水湳洞・金瓜石・九份という三つの町を総称して「水金九」という。水湳洞は山を背に海に面し、ポンペイのような十三段の遺跡がランドマーク。黄金瀑布では黄金色の岩石の上を白絹のような渓流が流れる光景を見ることができる。金瓜石はかつては金鉱だった。黄金博物館では、当地の発展史が詳しく紹介されており、金の採掘も体験できる。九份(ジョーフェン)はいまや台湾を代表する人気スポット。山腹に開けた街では当地ならではB級グルメが味わえ、坂道の茶芸館では台湾茶と基隆湾を見下ろす絶景が楽しめる。




Access:
MRT板南線忠孝復興駅下車。金瓜石方面へ向かう基隆客運1062バス利用/台湾鉄道瑞芳駅下車後台湾好行バス「黄金福隆線」利用。

 足を伸ばして:基隆


基隆から水金九まではすぐ近く。ちょっと足を伸ばすにはぴったりのスポットだ。台湾鉄道瑞芳駅から深澳線を経由する列車に乗れば、最新の人気スポット-海洋科技博物館(海科館)に到着。ここでは海の魅力を伝えるIMAX立体3D海洋シアターがお薦め。海科館からは台湾好行バス「龍宮尋宝線」に乗り、和平島公園・基隆夜市へ向かい、最後は基隆駅から台湾鉄道で台北へ戻ろう。


台湾北部
新北市 ローカル線の旅─平渓

台湾本島東北部、三貂嶺から菁桐まで基隆河に沿って敷設された全長12.9キロのローカル線で、台湾鉄道でもっとも古い支線にあたる。1918年、石炭を搬出する軌道としてスタートしたが、鉱業の運命と共に衰微した。しかし、そのレトロな風情と独特の景観が近年若者たちの人気を集め、魅力的な観光支線として再生。平渓・十分・菁桐は沿線でとくに有名な駅だ。ここでは老街(古い商店街)を散策し、天灯(空飛ぶ提灯)を揚げ、地場のB級グルメに舌鼓を打とう。列車が民家のすぐそばをゆっくりと通過していく風情が魅力。


Access:
台湾鉄道瑞芳駅で平渓線に乗り換える。平渓線一日券を活用すれば、平渓線の各駅で回数の制限なく自由に乗降できる。

足を伸ばして:深坑

休日は列車が混むことから、台湾好行バス「木柵-平渓」線を運行中。台北MRT木柵駅から約一時間で平渓支線の各駅へ向かうことができる。列車とバスを併用すれば、二種類の風景を楽しめそう。バスは豆腐料理で有名な深坑(センガン)を経由。当地は伝統的な赤煉瓦建築と石板を敷き詰めた歩道がノスタルジックだ。


 大渓
桃園市 老街(旧市街)風情

大渓の老街(古い街並み)は北部台湾で名高い歴史街道。商店街の建築はバロックと福建南部の様式が見事に融合し、華麗でクラシックな装飾が施されている。和平路・中山路を歩いて台湾B級グルメ・玩具に目を向けたい。大渓(ダーシー)は豆干が名産で、老街上にはその老舗が並ぶ。また木彫業も盛んで、独楽など懐かしい玩具を売る店も多い。

Access:台湾鉄道桃園駅下車後、桃園客運ターミナルから台湾好行バス「慈湖線」か「小烏来線」(休日のみ運行)に乗車し、大渓老街下車。


足を伸ばして:大渓老茶廠(製茶工場)

製茶工場は1926年の創建。火災を経て再建され、現在も操業中。場内では70年前から使われている揉茶機を見ることができる。入口にはギフトショップが設けられ、地産の茶・茶器を買うことできる。倉庫をリニューアルした展示エリアでは、古い文物や写真を展示。プーアール茶を壁の装飾に用いた茶書屋では、特色ある茶料理も楽しめる。

Add:桃園市大渓区復興路二段732巷80号
Open:10:00-17:30
Access:桃園客運ターミナルから台湾好行「小烏来線」(休日のみ運行)に乗車し、大渓老茶廠下車


北埔
新竹県 客家の里

新竹県は台湾でもっとも客家人(ハッカ)の密度が濃い自治体だ。中でも北埔(ホッポ)は伝統的な客家文化をとくに多く残す。小路には閑静な雰囲気が満ち、「水井茶堂」「水堂民宿」「古道茶坊」など古い家並みが続く。また、街路には柿餅・菜包(野菜中華まん)・桔醬(金柑マーマレード)を売る屋台がつらなり、レトロな雰囲気の食堂では本場の客家料理を提供している。また客家の里ならではの「擂茶」にもチャレンジしてみたい。

 

Access:台湾鉄道竹北駅、または高速鉄道新竹駅から台湾好行バス「獅山線」に乗り、北埔老街で下車。


足を伸ばして:新竹市


新竹は歴史と文化が息づく町だ。新竹万博台湾館、百年の歴史を誇る台湾鉄道新竹駅、ガラス工芸博物館、伝統的な信仰の中心-城隍廟など、文化施設が豊富。1913年建造の新竹駅は台湾最古の現役の駅。バロックとゴシックが融合した駅舎は高い芸術的価値を備え、国定の史跡に指定されている。

Access: 台湾鉄道で新竹駅下車


台湾中部
モダンな建築の集まる都市ー台中市 
台中市街地散策

ここ数年、台中では国際的な建築作品が続々と登場している。市役所・市議会に続き、市の中心部には世界的な建築家-伊東豊雄設計の国家歌劇院が落成した。数々の受賞歴に輝く秋紅谷生態公園・公共資訊図書館などの公共建設はいずれも現代建築の博覧会場にふさわしい。草悟道週辺には個性的なカフェやショップが並び散策に適する。


Access:台湾鉄道台中駅から300号バスに乗れば市内の各スポットを通る。国家歌劇院・秋紅谷は新光三越・朝馬下車。市政府・草悟へは市政府・科博館下車。

足を伸ばして:亜洲現代美術館

亜洲大学は世界的な建築家-安藤忠雄を招きキャンパス内に亜洲現代美術館を建設した。美術館は一階にカフェとギフトショップがあり、安藤忠雄の手書き絵葉書はこのショップでしか買えない。二・三階は展示スペースで、二階の一部は世界で唯一の安藤忠雄展を常設展示スペースとなっている。

Add:台中市霧峰区柳豊路500号
Open: 9:30-17:00 月曜休館
Access:台湾鉄道台中駅下車後、100・108号バスで亜洲大学下車/高速鉄道台中駅下車後、151号副線バスで亜洲大学下車。


自転車天国ー南投県 
日月潭

南投県日月潭の周遊自転車道は2012年米国CNNのトラベル番組CNNGOで、「世界で最も美しい十大自転車道」の一つに選ばれた。サイクリングは、水社ビジターセンターが起点。周辺にはたくさんのレンタル自転車の店がある。湖水を一周する周遊道は全長約34キロ、自転車では3~4時間。水社から日本人建築家-団紀彦設計の向山ビジターセンターまでは約2.5キロでおよそ50分で往復できる。

Access:台湾鉄道台中駅あるいは高速鉄道台中駅から台湾好行「日月潭線」に乗車。

足を伸ばして:埔里「紙匠工房」

南投県埔里鎮の恒吉地区は宣紙村との別名を持つ。当地の「紙匠工房」では製紙作りの工程について解説を聞きながら、伝統的な紙漉きが体験できる。和紙による各種工芸品も販売している。

Add:南投県埔里鎮大城路226巷1号
Open:9:00-17:00
Access:台湾鉄道台中駅から台中客運国道6号埔里線で大成国小下車。


台湾東部
宜蘭 田園生活を感じよう

宜蘭は山あり、海ありの景勝地。蘇澳冷泉と礁渓温泉はぜひ訪れたいが、国立伝統芸術センター・蘭陽博物館・冬山河親水公園も人気の観光スポットだ。美食も多彩で、南方澳と烏石港はシーフードを楽しむ観光客でいつもにぎわっている。風土が農業に適し、農産品も豊かなことから、農業体験観光も発展している。地方の特色を備えたホテルやユニークな民宿も多く、田園の雰囲気を味わうことができる。


Access:台北から台湾鉄道で、または雪山トンネルを経由する高速バスで宜蘭駅下車。現地交通は台湾好行バス「礁渓線」、「冬山河線」がお勧めだ。


花蓮 壮大な美景を楽しむ

台湾東部の花蓮県と台東県は合わせて「花東」と呼ばれる。両県にまたがる花東縦谷平原は東部地区のエッセンスが詰まったベルト。列車で縦谷を通れば、連綿と続く山並みと渓流の景観が楽しめる。手つかずの自然と豊かな原住民文化がなによりの魅力。花蓮県内には標高3000メートル以上のピークが40もあり、東岸には切り立った海岸地形が続く。壮麗な峡谷の景観と断崖絶壁で知られる太魯閣国家公園も花蓮に属する。東部最大の湖である鯉魚潭では湖畔でサイクリングが楽しめ、七星潭海岸はシーフードも有名だ。

Access:台湾鉄道花蓮駅下車(台北から直行で約2時間)。現地交通は台湾好行バス「太魯閣線」「縦谷花蓮線」がお勧め。


台東 のんびり旅を楽しもう

台東一のイベントと言えば、毎年夏に鹿野で開催される熱気球カーニバル。二か月の期間中、色とりどりの熱気球が青空を彩り、熱気球に乗れば台東の美景を俯瞰できる。台東の田園地帯は自転車でのんびり巡りたい。台東市内の「鉄道芸術村」は駅・プラットフォーム・機関車庫・倉庫を完璧に保存する創作・展示の空間。芸術村に隣接する「鉄花村」は、有名な音楽パフォーマンススペースだ。夜の帳が降りる頃、グラス片手に音楽を楽しもう。休日にはバザーも開催され、手作りの品々が並ぶ。


Access:台北から台湾鉄道で台東駅下車(直行快車で約3.5時間)。現地での交通は台湾好行シャトルバス「縦谷鹿野線」・「東部海岸線」がお勧め。

周遊台湾1ーー丸ごと台湾!

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台北
 MRT沿線の台北




現在、台北の新交通システムMRTは文湖線・淡水信義線・松山新店線・中和新蘆線・板南線の五幹線あり、台北とその周辺にあるほとんどのスポットへのアクセス可能なうえ、乗車料金もお得。Easy Cardや一日チケットを利用すれば、自由自在に台北を周遊できる。


文湖線
「松山機場駅」:羽田空港からの直航便で降り立てば、空港前のMRT駅から市内の各所に到達できる。


「南京復興駅」:付近にデパート・レストラン・カフェなどが密集する。グルメを楽しむなら、兄弟飯店・六福皇宮などのホテル、庶民の味なら遼寧街夜市へどうぞ。


「忠孝復興駅」:周辺はグルメ激戦区で、中華・日本・西洋料理カフェが集中し、路地にも個性的なショップが並ぶ。もともとカフェを本業とする「VVG好様本事」は世界で最も美しい書店のベスト20にランクインした。



「動物園駅」:文湖線の終点。賑やかな市の中心からやや離れた郊外にあり、猫空ロープウェイの起点でもある。猫空はお茶の産地で、茶葉料理も人気。付近に市立動物園・深坑など名所が多い。



猫空ロープウェイ
gondola.trtc.com.tw

兄弟飯店
Add:台北市松山区南京東路三段255号

六福皇宮
Add:台北市中山区南京東路三段133号

好様本事
Add:台北市大安区忠孝東路四段181巷40弄13号 
Open:日曜-木曜12:00-21:00
金曜・土曜12:00-23:00


新蘆線
「大橋頭駅」:MRT駅より徒歩約5分の距離にある大稲埕は、懐かしい街並みの商店街が人気。茶葉・漢方薬・布地の老舗が立ち並び、縁結びで有名な「霞海城隍廟」は当地の守り神。「民芸埕」・「小芸埕」・「衆芸埕」など、デザイナーズショップを見て歩き、夜は「延三夜市」でグルメを満喫しよう。


「行天宮駅」:行天宮は年中参拝者が絶えない台北有数の寺廟。門前の地下街は占い通りになっていて、多くの悩める人がやってくる。


「東門駅」:駅を出たところが、外国人ツーリストに人気の永康街。「鼎泰豊」の小籠包やマンゴーかき氷のほか、個性的なショップが集まる。



「古亭駅」:師大夜市で賑わう一帯。日本時代の料亭であった「紀州庵文学森林」があるほか、書店や食事処やカフェが集まる学生街だ。



民芸埕
Add:台北市大同区迪化街一段67号

小芸埕
Add:台北市大同区迪化街一段32巷1号

衆芸埕
Add:台北市大同区民楽街22号

紀州庵文学森林
Add:台北市中正区同安街107号
Open:10:00-17:00、月曜定休 
Ticket:参観無料

板南線
「龍山寺駅」:台北人の信仰の拠り所と言えば、ここ龍山寺。周辺には華西街夜市・南機場夜市など繁華な商店街や、昔の家並みを保存した剥皮寮歴史街がある。


「西門町駅」:台北市で最も賑やかな商圏の一つ。駅前の西門紅楼は日本時代に設けられた生鮮市場だが、今は若手デザイナーのブランドモールに変身。付近には老天禄滷味・阿宗麺線・成都楊桃氷などの有名店がひしめく。


「忠孝新生駅」:台北の秋葉原と称されるように、IT製品の店舗が所狭しと並ぶ。近年オープンした「三創生活園区」では最新商品がゲットできる。近くの「華山1914文化創意園区」は、造酒工場をリノベーションして、展示場・レストラン・映画館などを設けた文化スペースに。


「忠孝復興駅」から「市政府駅」まで:まとめて一帯を俗に「東区」と呼ぶ。おしゃれなショップやレストラン・カフェが集まる。「市政府駅」付近に位置する「松山文創園区」は、日本時代の煙草工場を改装した展示空間で、敷地には誠品書店や高級ホテルが進出。


老天禄滷味
Add:台北市万華区武昌街二段55号
Open:9:30-22:00

阿宗麺線
Add:台北市万華区峨眉街8-1号
Open:月曜-木曜11:00-22:30
     金曜-日曜10:00-23:00
成都楊桃氷
Add:台北市万華区成都路3号
Open:10:00-22:00

華山1914文化創意園区
Add: 台北市中正区八徳路一段1号

三創生活園区
Add:台北市中正区市民大道三段2号
Open:日曜-木曜11:00-22:00
金曜・土曜11:00-22:30

松山文化創意園区
Add:台北市信義区光復南路133号


松山新店線
「松山駅」:台湾鉄道の松山駅と交差している。徒歩五分圏内に衣料の問屋街「五分埔」や「饒河街夜市」がある。


「中山駅」:駅前が中山商圏。中山北路・南京西路・赤峰街・双連・条通一帯は、飲食店が林立し、五ツ星のホテルや国際ブランドの旗艦店も集まる。

「小南門駅」:歴史探訪、文化の散策にぴったり。古い城門のほか、台湾博物館南門園区・歴史博物館・植物園もある。


「公館駅」:台湾最高学府の台湾大学が位置し、付近にはリーズナブルな価格の学生向け食堂やカフェが集まり夜晩くまで賑わう。



国立台湾博物館南門園区
Add:台北市中正区南昌路一段1号
Open:園区6:00-22:00
     展示館9:30-17:00 月曜休館

国立歴史博物館
Add:台北市中正区南海路49号
Open:10:00-18:00 月曜休館

台北植物園
Add:台北市中正区南海路53号
Open:5:30-22:00


淡水信義線
「淡水駅」:信義線終点に位置する淡水河口に開けた港町。古い商店街には懐かしい味、河畔のカフェではおしゃれなスイーツが楽しめる。渡し船で対岸の「八里」に渡って、レンタル自転車で開放感いっぱいのサイクリングも楽しめる。


「新北投駅」:北投温泉は台北市街地にもっとも近い温泉郷。メインストリートに多彩な浴場や宿が並ぶ。北投温泉博物館・北投文物館・北投図書館・地熱谷などのスポットにもぜひ足を運びたい。


「剣潭・士林駅」:陽明山や故宮博物院へはこの駅からバスに乗り換える。そばには有名な「士林夜市」が広がり、「士林大香腸(ソーセージ)」・「豪大大鶏排(フライドチキン)」・「上海生煎包(焼き中華まん)」など人気のグルメがひしめく。


「円山駅」:駅を出ると「MAJI集食行楽」生活市集広場が見える。モール・レストランのほか多目的展示・パフォーマンス空間が点在し、食べて歩いて、リラックスしたひとときを過ごせる。


「双連駅」:徒歩約10分で「寧夏夜市」に着く。重慶北路付近、蓬莱小学校向かいに位置し、鬍鬚張魯肉飯本店、60年の歴史を有する潤餅巻、50年続く知高(豚肉)飯など台湾らしい軽食の老舗が並ぶほか、ユニークな雑貨・玩具店も軒を並べる。


「台北駅」:台北の交通の要衝。フードコート・デパート・レストランなどが一角に密集している。

「台北101/世貿駅」:信義区はモールが林立し、最新流行の娯楽・ショッピング・グルメが密集する地区である。台湾最高層、台北101ビルの展望台から眺望も楽しみたい。


去年在馬倫巴
Add:新北市淡水区中正路21巷8号 
Open:11:00-2:00

北投温泉博物館
Add:台北市北投区中山路2号

北投文物館
Add:台北市北投区幽雅路32号

北投図書館
Add:台北市北投区光明路251号

国立故宮博物院
Add:台北市士林区至善路二段221号
Web:www.npm.gov.tw

MAJI集食行楽
Add:台北市中山区玉門街1号

台北101
Add:台北市信義区信義路五段7号

嘉義
映画「KANO」ロケ地巡り


台湾のKANO(嘉農・嘉義農林学校)野球部が甲子園の大会で準優勝した物語を描いた劇映画「KANO」が今年に入って日本でも上映された。その中の数々のシーンは、ここ県内で撮影された。嘉義市からは阿里山や烏山頭ダムへのアクセスも便利。ぜひ泊りがけで訪問したいスポットだ。


市内散策
まず、嘉義駅に近い新名所「檜意森活村」へ。日本時代は台湾総督府の嘉義林場官舎として使用されていた。28棟の木造宿舍があったといわれ、現存する台湾最大のヒノキ造りの建築群だ。村内に設置されている「KANO故事館」には、嘉義農林の近藤コーチの自宅が再現されている。疲れたら、「森咖啡」でひと休み。建物は阿里山のヒノキ製、コーヒーの豆は伊藤篤臣さんが焙煎した阿里山コーヒーと、阿里山が堪能できる空間だ。


檜意森活村近くの「北門驛」は阿里山鉄道の起点。駅舎は品格のあるヒノキ造り。この一帯にはかつて台湾最大の木材取引所があったが、いまは原木の切り出しは禁じられている。駅前の広場では不定期に文化活動が催され、付近には個性的なショップが進出し、街歩きにはぴったり。


「玉山旅社」は北門驛前の古い旅館で、ロビーはブラウン管テレビやレコードプレーヤー・レトロなテーブルセットがしつらえられ、コーヒーとワッフルをいただくティータイムは心地よい。「嘉義公園」を歩き噴水の周辺で嘉義名物「噴水鶏肉飯」をほおばるのもまたよし。


檜意森活村
Add:嘉義市東区林森東路1号
Open:屋外24時間オープン、屋内10:00-18:00月曜定休
※入場無料、但しKANO故事館と世界玩具博物館は有料入場券購入


北門驛
Add:嘉義市東区共和路428号
Open:土曜・日曜8:00-12:00、13:00-17:00
玉山旅社
Add:嘉義市共和路410号(北門驛前)
Open:10:00-19:00 


嘉義公園
Add:嘉義市東区公園街46号


噴水鶏肉飯
Add:嘉義市西区中山路325号
Open:10:00-21:00


台南
古都の美食を歩く


台南は、古い歴史を有する都市で、数々の美食を生み出した台湾飲食文化の発祥地である。お茶・お菓子、そして数々の庶民の味は、台南人の暮らしぶりを実感させてくれる。

老建築の再利用
台南は台湾鉄道台南駅で東西に区分され、東側は成功大学などのある新しい地区、西側は赤崁楼・大天后宮・武廟・孔子廟などの史跡が点在する旧市街だ。古い家屋が数多く残ることから、近年そうした老建築の再利用がブームとなり、ショップ・レストラン・カフェとして生まれ変わっている。林百貨は2014年、日本時代の名称を受け継いで、当時のエレベーターや基本構造を残したまま再生された。台湾オリジナルブランドと台南を象徴する商品を主に販売する。


また「鹿早茶屋」は、古民家を利用したカフェで、レトロ感が人気を呼ぶ。桂花碧螺春・烏龍茶といった台湾茶のほか欧州産の紅茶がそろい、できたてのワッフル・蜂蜜トースト・キッシュなどの軽食といただく。台南ならではの風習「奉茶」も、一階で体験できる。籐製の椅子・木製テーブル・庭木に癒されながらの一杯だ。二階、食事コーナーはミニ鍋料理のほか軽い揚げ物が用意されている。奉茶から、茶道にいたるまで、台南の人たちのお茶に対するこだわりが感じられる空間だ。





林百貨
Add:台南市中西区忠義路二段63号

鹿早茶屋
Add:台南市衛民街70巷1号,
Open: 10:00-18:00、火曜定休/休日9:00-18:00

奉茶
Add:台南市中西区公園路8号
Open: 11:00–23:00


思い出の味
阿霞飯店

阿霞飯店はすでに三代目。台南っ子は、人生の一大イベントであるお見合い、誕生祝いなどの場としてここを記憶している。魚翅羹(ふかひれスープ)・紅蟳米糕(カニおこわ)が看板料理。北寄貝と豚の胃のスープ、そして塩エビ・田ウナギ・カラスミなどのおつまみがお薦め。宴会料理から定食類まで、なんでもそろう。

本店
Add:台南市中西区忠義路二段84巷7号
Open: 11:00-14:00、17:00-21:00(OSは20:00)、月曜定休


再発号肉粽

玄天上帝を祀る「北極殿」の近く。現在三代目、大きな中華ちまきの老舗。特級海鮮八宝肉粽は、アワビ・干し貝柱・高級シイタケ・イカ・ヒラウオ・サクラエビ・卵の黄身・栗・赤身肉・肉そぼろ入り、上等の長糯米(形が長めのもち米)を使用している。

本店
Add:台南市中西区民権路二段71号  
Open:9:00-20:30


度小月担仔麺

四代目が経営する老舗のそば屋。担仔麺は甘えびの頭部で出した出汁に、モヤシ・コリアンダー・肉燥そぼろ・コエビを組み合わせ、ニンニクのすりおろしと黒酢を添える。テーブルに運ばれたら、さっと混ぜて、まずスープを味わいたい。


本店
Add:台南市中西区中正路16号
Open:11:00-24:30


富盛号碗粿

碗粿(米粉の加工料理)は台南を代表する庶民の味。プディング状の碗粿には、シイタケ・エビ・そぼろ肉・卵の黄身など、具も盛りだくさん。魚のとろみスープと一緒に味わいたい。

Add:台南市中西区西門路2段333巷8号
Open:7:00-17:00、木曜定休


安平

台湾本島でも、もっとも早期に繁栄した港町。この三百年の間に、オランダ・鄭成功・清朝・日本と、支配者が替わった。「安平古堡」・「安平樹屋」「徳記洋行」と巡ると過ぎ去りし星霜が感じられる。台湾海峡に沈む夕景は素晴らしく、堪能したら古い商店街を歩こう。

Access:
台湾鉄道台南駅:台湾好行バス88安平線/99台江線に乗車、安平古堡で下車。
高速鉄道台南駅:高速鉄道連絡バス(台南市政府線)に乗って、安億橋(安平)で下車後、台湾好行バスに乗り換え。


安平古堡
Add:台南市安平区国勝路82号
Open:8:30-17:30
Ticket:大人50元、子供25元


安平樹屋と徳記洋行
Add:台南市安平区古堡街108号
Open:8:30-17:30
Ticket:大人50元、子供25元


高雄
MRT沿線の高雄


台湾本島南部に位置する高雄市は、南国らしい活気に満ちた町だ。気分もリラックスして、おしゃれなカフェやショップを巡り、ゆっくり港町の散策を楽しみたい。



橘線(西子湾-大寮)
「塩埕埔駅」:近隣に「駁二」と呼ばれる芸術特区がある。かつて港湾の倉庫として使われていた建物の中に個性的なお店や展示・パフォーマンススペースが進駐している。ギャラリー・レストラン・カフェのほか「礼拝文具房」など文具・雑貨店も見て回ったら、「睦工場」でコーヒーを飲んで一休み。




「美麗島駅」:紅線と橘線が交差する駅。構内に『光之穹頂』という有名なオブジェがある。南国らしい夜店街「六合夜市」でグルメと夜の散策を楽しみたい。



「文化中心駅」:駅から中正路方向に歩くと見える三階建ての洋館が「三余書店」。一階は書店で、文化・歴史・哲学・社会運動などをテーマとする書籍を販売し、二階・三階は、それぞれカフェと芸術・文化空間として使用される。現在では高雄市でも重要な芸術文化のランドマークの一つである。


駁二芸文特区
Add:高雄市塩埕区大勇路1号
Open:屋外は24時間営業、屋内は月曜-木曜10:00-18:00・金曜-日曜10:00-20:00

礼拝文具房
Add:高雄市塩埕区大義街2号 C6-10
Open:10:30-19:30、月曜定休

睦工場
Add:高雄市塩埕区大勇路80号
Open:10:00-22:00、月曜定休

六合夜市
Add:高雄市新興区六合二路

三余書店
Add:高雄市新興区中正二路214号
Open:13:30-22:00、火曜定休


紅線(小港-南岡山)
「橋頭火車駅」:ここから十鼓橋糖文創園区まですぐ。グラミー賞など数々の受賞歴を有する十鼓撃楽団のパフォーマンスを鑑賞でき、迫力ある太鼓音楽文化を体感できる。製糖工場まで歩いたら、アイスキャンディを食べて涼もう。


「左営駅」:高速鉄道と台湾鉄道の乗り換え駅。付近の蓮池潭周辺には寺が多く、とりわけ龍虎塔は実に壮麗。

「中央公園駅」:駅の建物はイギリス人建築家Richard Rogersの設計によるもの。2012年にアメリカの旅行ウェブサイトBootsnAllの「世界で最も美しい駅15」の一つに選ばれた。2番出口の新崛江商圏は、若者に大人気のショッピング街。


「三多商圏駅」:周辺は大手デパート・レストラン・商店が軒を並べ、若者に人気のショッピング天国であると同時に、オフィス街でもある。高雄港の方角に進むと、道沿いに高雄一高層の85ビル、落成して間もない高雄市立図書館・高雄展覧館などの建物が見える。最後は新光碼頭海岸公園で、高雄港と海の景色を眺めよう。


「凱旋駅」:敷地面積十二万坪を誇る台湾最大のショッピングモール「夢時代」は、買い物とレジャーの楽園。また、九千坪の広さを誇る「凱旋夜市」は数百の屋台が並ぶ名物の宝庫。


十鼓橋糖文創園区
Add:高雄市橋頭区糖廠路24号
Open:9:00-17:00、毎週月曜-金曜は団体入園予約可。
土曜・日曜は個人・団体入園予約可。
水劇場のショータイム:毎日10:30、15:00


85大楼
Add:高雄市苓雅区自強三路1号


高雄市立図書館本館
Add:高雄市前鎮区新光路61号
Open:10:00-22:00(土曜・日曜は入館21:30まで)
     国定休日は10:00-17:00(入館16:30まで)。月曜休館。


高雄展覧館
Add:高雄市前鎮区成功二路39号


新光ハーバー
Location:高雄市苓雅区新光路のつきあたり。成功二路との交差点


凱旋夜市
Add:高雄市前鎮区凱旋四路758号
Open:月曜-日曜 17:00-午前02:00


夢時代
Add:高雄市前鎮区興邦里中華五路789号
Open:月曜-木曜 11:00-22:00(週末と休日の前日は22:30まで)
   土曜と連休10:30-22:30、 日曜と休日 10:30-22:00


ホテル特集ーー新しい「宿のかたち」 高級ホテルからゲストハウスまで

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新しい「宿のかたち」 
高級ホテルからゲストハウスまで


来台観光客数が2014年度991万人に達し、台湾は観光客数の伸びで世界第2位を記録したばかりか、日本からの相互訪問者数も毎年最高値を更新している。各国からおしよせる旅客の多様なニーズに応えるため、台湾では近年、五つ星レベルのおしゃれなホテル、ユニークなデザインホテル、若者向けのゲストハウスなど新しいタイプの宿が続々と開業している。
本特集では、ここ一年の間に開業した注目のニューホテルをご紹介する。

2015-2016年開業予定の高級ホテル
来台観光客数の拡大に伴い、豪華な内装、個性的なグルメ、洗練されたサービスをめぐってホテル間の競争はますます激しくなっており、さらに今年中に、台北六福万怡酒店・台北美福飯店・白金花園酒店という三つの高級ホテルがグランドオープン・ソフトオープンを予定している。


Courtyard by Marriott Taipei台北六福万怡酒店
2015年の第四半期にオープン!

台北六福万怡酒店は六福グループと万豪国際グループが共同して導入した国際的ホテルチェーン。ホテルの建設地は南港ソフトウェアパーク・内湖科学パーク・信義区・汐止区に隣接し、南港展覧館まで車でわずか5分という交通至便な位置にある。ホテルは大型ショッピングモールとオフィスビルを併設したターミナルであり、台湾最大の「駅中モール」となっている。2015年の第四半期に開幕予定で、南港の新しいランドマークとして注目される。

Add:台北市南港区忠孝東路七段359号
Tel: +886-2-87706565

Grand Mayfull Hotel Taipei台北美福大飯店

2015年10月にオープン!

MRT剣南路駅に近い大直に登場。146室の豪華客室とブュッフェ・広東料理・日本料理・台湾料理・欧風料理のレストランを擁する。屋外温水プール脇のプールサイドバー「Cocoon」はインダストリアルな体裁のパーティー空間。2015年10月の開幕予定だ。

Add:台北市中山区楽群二路55号
Tel:+886-2-77325599
www.grandmayfull.com/zh-tw

白金花園酒店
2015年10月にソフトオープン!

新店・碧潭風景区に隣接し、公館商圏や中和南勢角の夜市からもアクセスは容易。静かな山林内にあり、敷地約2000坪に300室を擁する。そのうち160×200cmのキングサイズベッド二台を配する10坪の部屋が200室を占める。ホテルの全体はクラシカルで洗練されたスタイルでまとめられ、メインダイニング・ボールルーム・カフェバー・ビジネスセンター・カラオケ・ジム・ブリッジルームを擁する。2015年10月のソフトオープンを予定している。

Add:新北市新店区安興路77号
Tel:+886-2-86666796

スタークラスホテル
Taipei Marriott Hotel台北万豪酒店

台北万豪酒店は大直の中心部にあり、MRT剣南路駅に近接する。宿泊施設・展示センター・ショッピングモールをあわせもち、遠来の旅客にクオリティの高い滞在スペースを提供している。また1,200名収容可能と台湾のホテルでは最大規模の宴会場を持つ。ホテルの敷地は六割が緑化植物で覆われ、都市オアシスを形成しており、旅人にとってまさに憩いの空間。320室の優雅で快適な客室と5軒のユニークなレストランを擁する五つ星レベルホテルで、客室からは遥かに樹海を眺望できる。

Add:台北市中山区楽群二路199号
Tel:+886-2-85029999
The Lin Hotel Taichung台中林酒店

国家歌劇院と秋紅谷公園に隣接する。現代モダンと古城の典雅なイメージを融合した高級ホテルである。309の客室とスイートルームは平均15坪以上の広さと3.1メートルという高い天井を持つ。ドバイ風屋外プール・サウナ・ジムを有し、屋外にテラスをもつ百匯レストラン、430型の大型スクリーンを持つボールルーム、広さ408坪で専属のバチェラーサービスの国王行宮を擁する。すべてのお客様に最高のサービスと満足度をお届けするのが当店のモットーだ。

Add:台中市西屯区朝富路99号
Tel:+886-4-22555555 

The Place Tainan台南老爺行旅


台南市東区の繁華な新興スポットにあって、南紡夢時代モールと同一建物内にあり、台南の文化をテーマにした個性的なホテルだ。設計はオランダのMecanoo建築師事務所が担当。新旧融合をモットーに、中国切り絵・レンガ・原木といった要素を組み合わせ、台南という土地の歴史と風貌をモダンな設計を通して再現している。館内には223室を擁し、甘粹イタリアン・廿一バー・回甘カフェのほか、コンパクトなジムとラウンドリーが用意されている。

Add:台南市東区中華東路一段368号
Tel:+886-6-2366168
温泉旅館
The Gaia Hotel大地酒店

大地酒店はソフトオープン中に「2014年台湾十大温泉ホテル」の三位にランクされた。48室、3軒のレストラン、ワインセラー、テイスティング室、20室の独立した個室風呂、大浴場、屋外プール、スパエリア、アロマテラピーを具える。著名な「光陰部落蔵書閣」は4階建ての高さをもつ蔵書館で、世界各地から5000冊余りの古書が集められている。年間を通して窓外に粉雪が舞う光景を作り出しているので、湯に浸かりながら雪見ができるのも当店の特色。泉質は箱根の泉質に似た白硫黄泉で、美人湯と呼ばれている。

Add:台北市北投区奇岩路1号
Tel:+886-2-55518888
Web:www.thegaiahotel.com


Inn Spring隠・隠湯呂

陽明山へ向かう途上、北投の閑静な住宅街に潜む「隠・隠湯呂」はその家庭的雰囲気により、旅人にとっては癒しの空間となっている4室のロフトタイプを含む29室いずれも部屋風呂を擁し、落ち着いて白硫黄温泉を楽しむことができる。MRT新北投駅からは無料シャトルバスも運行されているので、車がなくても安心。

Add:台北市北投区新民路76号
Tel:+886-2-28834707

Just Sleep Jiaoxi捷絲旅宜蘭礁渓館

礁渓温泉郷の当館は、2015年6月の開業。138の客室および露天風呂・多機能会議のほか屋内外にレジャー施設を擁し、設計にもサービスにも当地ならではの個性が生かされている。客室内に精緻な浴室を備えるほか、和風の男女大浴場があり、迷宮式露天風呂は童心に帰って楽しめそう。

Add:宜蘭県礁渓郷徳陽路24巷8号
Tel:+886-3-9102000

中価格帯ホテル
Amba Taipei Zhongshan台北中山意舍酒店 


台北市内、中山北路の樹林が縁取る大通り沿いにある。90の客室はいずれもファッショナブルなエコ設計。全館、無料で超高速のWifiが使用できる。地味ながらおしゃれな雰囲気のACHOI当代レストランが人気を集めるほか、80人収容の宴会場を擁し、経験豊富なスタッフが待機して、あらゆるイベントのお手伝いしている。

Add:台北市中山北路二段57-1号
Tel:+886-2-25652828
Web:www.amba-hotels.com/tc/zhongshan

THE TANGO天閣酒店台北復興店


台北市内、繁華なMRT南京復興駅に隣接し、交通至便。多機能な施設、高速光ファイバーのWifi、精緻な家具とAV設備、おしゃれな浴室が快適な宿泊をお約束する。会議・プレゼンテーション・研修に対応した施設が無料で使用可能。70の客室はいずれも先端の設計コンセプトに基づきデザインアップされ、くつろぎの一時を保証する。

Add:台北市松山区復興北路147号
Tel:+886-2-87128000
Red Dot Hotel紅点文旅


2014年に銀河大飯店をリニューアルしてオープン。繁華な中華路、日新映画館脇に位置し、古い街並みに新しい火を灯した。一階ロビーからは螺旋を描くスロープが二階へと連なり、メタリックな材質がネオンサインに映えて美しい。館内は、風船のソファ・ルバニチェアなどのオリジナルなインテリアで、まるでカラフルなテーマパークのよう。一方、客室はほっとくつろげる親しみやすい雰囲気。

Add:台中市中区民族路206号
Tel:+886-4-22299333

Hotel Se7ven福星旅店


台中市内、逢甲商圈に位置するHotel Se7ven福星旅店は童話「ジャックと豆の木」がテーマ。ロビーにそびえる樹木は天井まで伸び、フロアが七色で区分けされているほか、各客室ともに遊び心いっぱい。一階のBuddy Buttyレストランでは新鮮食材で作られた各種サンドイッチを提供し、Seed Loungeではライブミュージックとアートがカクテルタイムの雰囲気を盛り上げてくれる。屋外のSe7en Gardenが貸切のパーティーやイベントに開放されているほか、屋上のGiant’s Pantryは宿泊客専用空間で、スナックとドリンクを24時間提供している。

Add:台中市西屯区福星北路45号
Tel:+886-4-27069007

承億文旅桃城茶様子


「六感で体験できる」ホテル。テーマはずばり「阿里山茶」。茶を聞き、茶を嗅ぎ、茶を見て、茶に触れ、茶を味わい、茶の非凡さを感じることができるという。客室は阿里山の山間の町や村の風景が表現されているほか、茶芸展示室・茶染体験室などお茶にかかわるあらゆる設備がそろう。9階のN23.5° Sky Loungeのインフィニティプールからは、広大な嘉南平原が見渡せ、のびのびと台湾茶の世界にひたれそう。

Add:嘉義市東区忠孝路516号 
Tel:+886-5-2280555
HOTEL COZZI和逸.台南西門館


台南市内に2015年2月のオープン。新光三越小西門商圈に近接する繁華な中西区にあり、伝統と現代のコラボがテーマ。館内222室の最大の特色は、Microsoftと提携する「COZZI vs. XBOX ONEゲーム客室」で、まさにエンターテイメントな宿泊空間。原木・石材・ガラスといった天然素材を用い、レストランにも客室にも開閉可能な大きな窓がついていて、自然光の温もりを全身で受け止めることができる。

Add:台南市中西区西門路一段658之2号
Tel:+886-6-7026699

ゲストハウス
Mr Lobster's Secret Den龍蝦先生的秘密巣穴


台北駅から徒歩10分と文句無しのロケーション。近くには寧夏夜市、懐かしい雰囲気の問屋街「華陰街」もある。数人の若者たちによって立ち上がったゲストハウスで、多様なデザインの客室タイプが特徴。旅人同士の交流や最新情報の提供を重視する。外国とは思えないアットホームな雰囲気で、ゆったりリラックスできそうだ。

Add:台北市大同区重慶北路一段22号9階
Tel:+886-2-25558752
Meander Taipei Hostel台北漫歩旅店


西門町にあった開業40年の老舗ホテルをリノベーションした。二人・四人・八人部屋を擁する。台湾風情が漂う1階ロビーには、キッチン・食堂、ラウンドリー、読書・パソコンエリア、リビングがそろう。不定期に各種イベントやガイドツアーも開催され、ゲスト間の交流も盛ん。

Add:台北市万華区成都路163号2-6階
Tel:+886-2-23831334
Star hostel信星旅館


台北駅から徒歩2分と至便。ホテルは全体としては低炭素のエコロジーがモットー。建材の使用を減らし、環境保護と人に優しいデザインを兼ね備えた宿泊空間となっている。一般ホテルレベルの設備と清潔さを具えるほか、アットホームな快適さを目指している。客室は個室とドームタイプがあり、広い交流室は世界の旅人に交流と情報交換の場を提供している。

Add:台北市大同区華陰街50号4階
Tel:+886 2-2556-2015

Light Hostel承億軽旅


嘉義市光彩街にある承億グループ傘下の最新ブランド。2015年3月にオープンしたばかりで、シンプルでありながら、文化的センスに満ち、多様な年齢層に適している。有名な観光夜市にも近く、B級グルメ探索にも便利。1階には屋外エリアと公共スペース、B1の交流室はグループの集まりや読書に最適だ。屋上(5階)の天台廚房は、誰でも自宅のように使用できる共同キッチン。二人・四人・六人部屋を含む32室。歯ブラシなどは持参するかフロントで購入。

Add:嘉義市西区光彩街622号
Tel:+886-5-2240555

橙舍-高雄駅館


台湾鉄道・MRT・高速バス・市内バスの各ターミナルが集中する高雄駅そばという絶好のロケーション。開業60年以上の老舗ホテルを明るく斬新にイノベーションした。広いロビーとキッチンがあり、バックパッカーには心地よい宿だ。客室は4-8人のドームタイプのほかダブルとツインがある。出入りは24時間可能だが、パスワードと監視カメラでしっかり管理。無料Wifi・パブリックコンピューター・緊急電話・ロッカー・洗濯機・物干し・シャワールームも完備。

Add:高雄市三民区建国三路40号
Tel:+886-7-2888028
Monkey Surfing Backpackers Hostel 猴子衝浪背包客桟

花蓮市の中心部にあって、観光や美食のスポットにも近く、ロケーションは抜群。明るく広々とくつろげる環境が愛でられ、世界各地から若い旅人が集まる。1階の交流室にはオーナー手製のソファーベッドがあり、おしゃべりに時間を忘れる旅人も。キッチンと洗濯機もあって長期滞在にも適す。木製ベッドのドームは8人、10人、12人部屋で、二人用の個室タイプもある。どの部屋もうれしいバスルーム付き。

Add:花蓮市進豊街5-1号
Tel:+886-3-8353368
Web:www.facebook.com/monkeysurfingbackpackershostel

台湾グルメーー好吃(ハオチ―)!台湾の定番グルメ

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好吃(ハオチ―)!台湾の定番グルメ


美食の王国、台湾には小吃・エスニック・フュージョンから中国各地の料理まで多彩な顔があるうえ、価格もリーズナブルで食べ歩き観光には最適のエリアだ。台湾と言えば、夜市や小吃が有名だが、ホテルや一流レストランでの本格中華も見逃せない。お好みに合わせて選択肢が多いのが台湾美食の最大の魅力といえる。


庶民の美食
朝ごはん
厚餅蛋夾油條

台北MRT善導寺駅そばの「阜杭豆漿」は中華風朝ごはんの人気店。近代的な店内では今でも伝統の窯でいろいろな種類の餅が焼かれている。さくさくの分厚い皮に、焼き立ての卵と台湾ならではの油條を挟んだ「厚餅蛋夾油條」は看板メニュー。

鹹豆漿

台湾の「豆漿」(豆乳)は一般に甘い。それに対し、「鹹豆漿」は酢を加えて、まるで「豆花」のような口当たりにした変わり種。榨菜・蝦米・ネギ・油條などトッピングも豊富でボリュームたっぷりの朝ごはんに。

阜杭豆漿
Add:台北市中正区忠孝東路一段108号2階(華山市場)
Tel:+886-2-23922175
Open:5:30-12:30 月曜定休
  

滷(魯)肉飯

滷肉飯(ルーローファン)は台湾のもっとも庶民的なごはん料理。ただ台湾本島の南部と北部では全く品物が異なる。南部の滷肉飯は大きなバラ肉の角煮をのせたいわゆる「焢肉飯」を指し、北部の滷肉飯は肉そぼろご飯をいう。観光客によく知られている滷肉飯はたいてい北部のものを指すが、実際にはお店によって様相はずいぶん異なる。こぶりの碗に出てくる滷肉飯にはキュウリやダイコンのつけものがよく添えられている。

台南財神擔仔麺 
Add:台北市松山区新中街6巷1号
Tel:+886-2-27611887
Open:11:30-21:00


牛肉麺

あっさり半透明スープの「清燉」とこってりスープの「紅焼」の二種ある。「清燉」のほうが牛肉本来の風味が残る一方、「紅焼」はトウバン・トウガラシなどの辛香料が加わり、漢方の香りと辛味が引き立つ。台湾牛肉麺の専門店では、手打ちの麺にオーストラリアンビーフあるいは台湾産の黄牛が使用される。すじ肉がお好みなら半筋半肉牛肉麺がお薦め。台北市では毎年「牛肉麺祭り」が開催され、チャンピオンが決定する。

牛店牛肉麺
Add:台北市万華区昆明街91号
Tel:+886-2-23895577
Open:11:30-15:00、17:00-20:30月曜定休


蚵仔麺線

主たる原料は牡蠣・ホルモン、そして麺線と呼ばれる台湾ソーメン。スープはトンコツとカツオ節で、手打ちの細麺によくからむ。一般の店では揚げ玉ねぎ・黒酢・ニンニク・コリアンダーなどをトッピングする。台湾の蚵仔麺線(オアミソ)専門店では通常臭豆腐・肉圓・甜不辣(テンプラ)などをあわせて販売している。

萬華陳記腸蚵専業麺線(萬華店)
Add:台北市万華区和平西路三段166号
Tel:+886-2-23041979
Open:6:30-19:00


排骨飯

台湾を代表するランチメニュー。レストラン・食堂・屋台・弁当屋などあらゆる店舗で見つけることができる。骨付き豚肉を揚げただけのものと煮汁につけたものがある。豚肉を切り分けたら、塩・糖・醤油・胡椒・ニンニクをまぶし衣をつけて揚げる。浸ける汁は醤油・糖・塩・ネギ・ニンニクなどを使って秘伝の方法で生成される。揚げたてを白いご飯の上にのせ、タケノコや高菜を添えて完成。

浙江武昌排骨大王(忠孝店)
Add:台北市大安区仁愛路四段345巷15弄12号
Tel:+886-2-27318497
Open:10:30-14:30、17:00-20:30


夜市


夜市は台湾の食文化を代表するもう一つの顔。毎日休みなく深夜までお祭り騒ぎが続く。飲食物・ファッショングッズのほか規模の大きい夜市だとゲームコーナーなどが併設されており、まさに一大レジャーランドである。台北を代表する夜市といえば、まずは饒河街観光夜市。松山駅から徒歩1分という絶好のアクセス。全長六百メートルの路地の両サイドに隙間なく露店が密集している。また台北市大同区圓環そばの寧夏夜市はMRT雙連駅から徒歩約10分。パチンコ台や風船打ちという懐かしいゲームもあって夜店の気分いっぱい。また台北橋あるいは迪化街に近い「延三夜市」は、市民に「台北橋夜市」として親しまれている。創業40年以上という老舗の味を試してみたい。

推薦美食:

饒河街夜市
Access:MRT松山線松山駅から徒歩約1分

黄金爆漿鶏腿捲:外はさくさく中はジューシーなモモ肉の新感覚の空揚げ。ここ一二年流行の夜市の新商品で、ホアジャオやカレー風味もあっていろいろセレクトできる。


福州世祖胡椒餅:饒河街夜市入口に行列のできる店。窯から出てきたばかりの子供のこぶし大の餅は、外皮がさくさく、中には胡椒たっぷりのひき肉餡が入っている。



寧夏夜市
Access:MRT淡水線雙連駅から徒歩約8分

円環辺鶏蛋蚵仔煎:蚵仔煎(牡蠣玉子焼き)は台湾伝統の小吃。鉄板上で、生ガキ・溶き卵・カタクリをざっくり混ぜ合わせ、火が通ったら特製のたれをつけて熱々を頂く。


詹記鶏脚翅:「滷味(ルーウェイ)」と呼ばれる台湾庶民伝統の保存食。いろいろな食材を汁の中で長時間煮込み、さましていただく。客が食材を選ぶと、おやじが適当に切り分けて野菜を添えて出してくれる。

延三夜市
Access:MRT新蘆線大橋頭駅から徒歩約3分

大橋頭筒仔米糕:米糕(台湾風のお餅)の上に豚のバラ肉や脂身をのせていただく。米の粒が一つひとつはっきりしているのが特徴。甘辛いソースが旨さを引き立てる。


葉家五香鶏捲:半世紀の歴史を誇る伝統の味は地元の人に人気。豚の後足の肉を漢方・醤油・胡椒につけ、ネギをまぶして豆皮で包んで揚げる。薄い皮はパリパリ、中の餡はとてもジューシー。きゅうりのキューちゃんとよくあう。



小籠包

「小籠包」の発祥は上海だが、いまや台湾を代表する名物として世界各地に名声がとどろいている。台湾では小さな店から大規模のレストランのメニューに至るまで小籠包の文字を見つけることができるだろう。小籠包は皮の透明感が勝負。ひだは14個以上を理想とする。模範的な「小籠包」は、体型が小さく、中身の餡が多く、ジューシーで、フレッシュで、皮が薄いことが条件。一口でほうばれば、こくのあるスープが口いっぱいにあふれ出る。酢醤油に生姜の千切りを添えていただく。「絲瓜湯包(ヘチマ)」「蟹黄湯包(カニみそ)」といった変わり種もある。


鼎泰豊 本店
Add:台北市大安区信義路二段194号 (永康街口)
Tel:+886-2-23218928
Open:月曜-金曜10:00-21:00 
     土曜‧日曜9:00-21:00


盛園絲瓜小籠湯包
Add:台北市大安区杭州南路二段25巷1号
Tel:+886-2-23973522
Open:11:30-14:30、16:30-21:30


台北杭州小籠湯包
Add:台北市大安区杭州南路二段17号
Tel:+886-2-23931757
Open:日曜-木曜11:00-22:00 
     金曜‧土曜11:00-23:00


 鍋物
台湾人は季節を問わず鍋物が好き。百元の平価火鍋から凝った食材の高級火鍋まで選択肢はさまざま。家族で囲むもよし、お一人様用のミニ火鍋の店もある。

鴛鴦鍋(おしどりなべ)は一つの鍋が仕切られ、別々のスープが入れられている。同じ食材を二種のスープで楽しむことができるアイデア鍋だ。

 
多くの火鍋料理には養生の概念が反映されている。涮羊肉鍋(ヒツジのしゃぶしゃぶ)もその中の一つ。「羊肉」は滋養の効果があるといわれ、台湾では冬季に欠かせない食肉。また野菜鍋は農家が真心込めた無農薬野菜に肉類や海鮮を配した健康鍋だ。



畏公長生麻辣鍋
Add:台北市松山区南京東路四段45号
Tel:+886-2-87706111
Open:11:30-23:30

万有全涮羊肉 南京店
Add:台北市中山区南京東路三段223巷8号
Tel:+886-2-27196621
Open:11:30-14:00、17:00-23:00

「櫻之田野」養生野菜鍋
Add:台北市松山区南京東路五段318号
Tel:+886-2-27486931
Open:11:30-14:30、17:30-22:00

フルーツ王国
マンゴー

いまやマンゴーアイスは台湾観光のエース。栽培地区は台湾南部に集中し、なかでも台南県の玉井はアップルマンゴーの産地として知られる。多様な品種があり、四月から九月までとシーズンは長い。

スイカ

スイカは暑気払いに効果があるという。スイカジュースやスイカミルクも人気。


釈迦頭

台湾産の釈迦頭(バンレイシ)は品質優良に加え、栽培面積は世界随一。原種の釈迦頭とパイナップル風味の釈迦頭の二種あり、原種の果肉は手でもいで食べられるがパイナップル釈迦頭は果肉がしっかりしていて、ナイフで切っていただく。


ドラゴンフルーツ

サボテンの仲間で台湾では十数年の歴史がある。果肉の繊維分が多く、味はさっぱりしている。赤い皮に白い果肉をもつものと、赤い皮に赤い果肉をもつものがある。


パイナップル

台湾では「旺來(オンライ)」と呼ばれる。その音が吉祥に通ずることからお祝いの席に登場することが多い。甘酸っぱさと馥郁たる香気が特徴で、一年四季を通じて多様な種類が市場に出回る。


レイシ

楊貴妃がもっとも愛したフルーツとして知られる。レイシが市場に出ると夏の到来である。「玉荷包」という品種がもっとも多汁で糖分が高い。


伝統の台湾茶

茶芸は台湾人の生活の大切な一部分をなす。食後の団欒にはなくてはならないエンターテイメントでもある。喫茶の習慣は中国からの移民によって持ち込まれ、二百年以上の歴史を経て台湾ならではの茶文化が育った。

近年は茶事の研究が進み、いろいろな風格をもつ茶芸館が出現する一方、製茶技術も進化し、茶道の在り方も多様化している。台湾観光の際にはぜひ台湾ならではの「泡茶文化」に触れたい。

 
耀紅名茶
Add:台北市大安区永康街10巷10号
Tel:+886-2-23215119
Open:12:00-22:00 旧暦春節は除夜から五連休

八拾捌茶輪番所
Add:台北市万華区中華路一段174号(MRT西門駅1号出口)
Tel:+886-2-23120845
Open:13:00-22:00


スイーツ
マンゴーアイス

マンゴーアイスは台湾オリジナルのアイススイーツ。独特のあくのある甘酸っぱさが好評を得て、世界的な名物に成長した。台湾特産の新鮮マンゴーをカットして、肌理の細かいかき氷の上に載せ、練乳やマンゴーシャーベットをふりかけ、さらにマンゴーアイスクリームやヨーグルトをトッピングして完成。お口いっぱいにとろりとフレッシュな甘酸っぱさが広がるとたまらない。

Ice Monster
Add:台北市大安区忠孝東路四段297号
Tel:+886-2-87713263
Open:10:30-23:30

思慕昔
Add:台北市大安区永康街15号
Tel:+886-2-23418555
Open:10:00-23:00


八宝氷

猛暑に欠かせない台湾伝統の冷たいスイーツ。かき氷のうえに、緑豆・小豆・芋圓、そして季節のフルーツをトッピングして、最後に個人の好みにより紅糖水・黒糖水あるいは練乳をかける。多様な食感がお口のなかで見事に融合する。

政江号
Add:台北市大安区金山南路二段109号
Tel:+886-2-23952109
Open:月曜-土曜11:00-20:00

臺一ミルク大王
Add:台北市大安区新生南路三段82号
Tel:+886-2-23634341
Open:10:00-00:00


ソフトクリーム

台湾ではソフトクリームの嵐が吹いている。コンビニ・スーパー・カフェ・レストランと至る所で色とりどりのソフトクリームを販売中。バニラ・チョコ・マンゴー・メロンのほか鉄観音・包種茶といった台湾茶との組み合わせも登場している。

猫茶町(猫空店)
Add:台北市文山区指南路三段40巷8之5号 天恩宮そば
Tel:+886-2-29386000
Open:10:00-19:00(月曜定休)

Honey Crème
Add:台北市大安区敦化南路一段169巷8号1階D室
Tel:+886-2-27407070
Open:平日11:30-21:30 週末‧休日前夜11:30-22:30


愛玉氷

愛玉氷(アイユイピン)は台湾原生植物の愛玉子より製成される。栄養豊富だがカロリーが低く健康スイーツとして広く愛されている。「愛玉」の果実を水の中でもんでいると、しだいに寒天状に凝結する。これを冷やしてレモン汁や糖水に浮かべていただく。身体中がさっぱりする夏の風物詩だ。

大家美食愛玉レモン(城中市場)
Add:台北市中正区武昌街一段23号そば
Tel:+886-2-23831798
Open:9:00-20:00


豆花

「豆花(トウホア)」は大豆より製成する。豆腐より滑らかな食感でスイーツとして食する。台湾では一般に糖水・ショウガ汁・豆乳などをかける。ピーナッツシロップをかけたものや緑豆・小豆・粉圓・薏仁などをトッピングして売られている。

鮮芋仙 台北微風店
Add:台北市松山区復興南路一段36号
Tel:+886-2-27753395
Open:10:00-23:00


パイナップルケーキ

パインが吉祥の意味をもつことからパイナップルケーキが日常の祭事に欠かせない引き出物になった。もっとも庶民的な茶菓子でもある。中の餡は、パイナップルのほかトウガンが使われる。甘くてサクサクした外皮と甘酸っぱい餡の取り合わせが国外からの旅客にも愛されるようになった。

佳德糕餅
Add:台北市松山区南京東路五段88号
Tel:+886-2-87878186
Open:7:30-21:30

微熱山丘
Add:台北市松山区民生東路五段36巷4弄1号
Tel:+886-2-27600508
Open:10:00-20:00


台湾情報ーー台湾の交通システム

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台湾本島内や離島を結ぶ交通網はよく整備されているほか、台北都市圏と高雄都市圏には一部高架・一部地下の新交通システム「MRT」が縦横に走り、大多数の名所や観光スポットを結んでいる。鉄道には、「台湾鉄道」と「高速鉄道」がある。台湾鉄道は台湾本島を周回する在来線で、高速鉄道は台湾西部を台北から高雄まで一時間半余りで直結している。また、観光客のニーズに対応した「台湾好行」シャトルバスが、台湾鉄道や高速鉄道の駅を起点に各地の主要スポットを結んでいる。


空路

台湾には桃園空港、高雄小港空港、台北松山空港の三つの国際空港があり、世界の主要都市との間に直航便が運行されている。一方、台湾島内の交通は鉄道と自動車交通が主であるため、航空国内線は主に台湾東部(花蓮・台東)と離島(澎湖・金門・馬祖)へ運行している。

高雄小港空港と台北松山空港は共に市の中心部に近く、いずれもMRTの駅が併設されている。

桃園空港から市内へのリムジンバス:チケットは各社カウンターにて販売。第一ターミナル乗車場:入国B1層バス乗り場。第二ターミナル乗車場:一階入国ロビー東北側外周。台北市内までNT$110-140元、約60分。


桃園国際空港

台北国際ターミナル(松山空港)

高雄国際ターミナル(小港空港)


 MRT

台北MRTと高雄MRTの駅構内には、自動券売機があるほか(両替機も設置)、各種プリペイドカードは各駅の案内所で買うことができる。MRT運行時間は通常06:00-24:00。

台北MRTの「片道」料金は各駅間の距離によりNT$20からNT$65まであり、切符は当日のみ有効。MRTを幾度も利用する予定なら、24時間券・一日券のほか数日自在に利用できるフリーチケットあるいはデポジット付きの悠遊カード(Easy Card)、一卡通(iPASS)の利用がお薦め。台北MRTの「台北観光護照(Taipei Pass)」には一日券・二日券・三日券・五日券があり、有効期限以内なら、台北MRT・台北市バス・新北市バス(猫空ロープウエイは除く)に無制限に乗車できる。

高雄MRTの料金はNT$20から60元まで。同じく一卡通(iPASS)と呼ばれるプリペイド式のチケットがある。


台湾鉄道

台湾本島を巡る鉄道列車は、その等級によって区間車・復興号・莒光号・自強号などに分けられ、日程や予算に応じ選択することができる。週末や連休はあらかじめ予約をした方が安心。自強号の隊列に近年太魯閣号・普悠瑪号といった新型列車が導入され、主に台湾東部を運行している。さらに2014年に東部幹線が全面電化され、台北から台東までの所要時間が三時間半、高雄から台東までが九十分に短縮された。

台湾本島周回の本線のほかに、阿里山線・集集線・平渓線・内湾線といったローカル線もある。これらは主に観光を使命とした列車である。

台湾鉄道列車時刻表

台湾鉄道にはTR-PASS三日および五日券、平渓・内湾・集集等支線および東北角一日周遊券・花東悠遊券がある。詳細はオフィシャルサイトへ。http://www.railway.gov.tw


高速鉄道
台湾高速鉄道は現在、台北・板橋・桃園・新竹・台中・嘉義・台南・高雄左営の八駅が営業中。最高時速三百キロで、台北と高雄を最速一時間半で結んでいる。座席は指定席と自由席に分かれ、駅の窓口や自動券売機のほかインターネット・コンビニ・スマホでも切符を購入できる。2015年末までに苗栗駅・彰化駅・雲林駅が営業開始予定。

台湾高速鉄道はJR東海・JR西日本が共同開発した700系改良タイプを採用。

台湾高速鉄道列車時刻表


高速バス

台湾の主要都市間を結ぶ長距離高速バスは、深夜も含め路線が多彩なうえに料金がリーズナブルなことから、庶民の貴重な足となっている。高速バスは通常予約なしに利用できるが、旧正月期間は高速道路が渋滞するため要注意。台北には、MRT台北駅とMRT市府駅横に、大型のバスターミナルがある。

「台湾好行」観光スポットシャトルバスは、観光客向けに企画されたバスサービス。台湾鉄道・高速鉄道の主要駅と周辺の観光スポットを結んでいるので、個人旅行のツーリストにとってありがたい存在となっている。

「台湾観光バス」は旅行業者が台湾全島の主要スポットを結んで運行している。ホテル・空港・鉄道駅までの送迎があり、少人数でも出発してくれるので安心かつ便利。全行程に日本語ガイドと保険がついている。

台湾好行
台湾観光バス


市内遊覧バス
台北・台中・高雄の各都市では2015年末までに二層の市内遊覧バスを運行開始予定。そのうち台北観光バスは台北101・国父紀念館・西門町・故宮などのスポットを巡る。車中では中国語・英語・日本語・韓国語のアナウンスと周辺ガイドあり。


タクシー

台湾主要都市のタクシー料金システムはそれぞれの自治体が定めている。一部の地方都市や長距離タクシーでは、メーターを用いないので、乗車前に料金を確認しよう。英語が通じる運転手は多くないので、目的地の名称や住所を中国語で用意しておこう。

現在旅行業者により観光タクシーのサービスが提供されている。人気のコースを1人から4人で回れるので便利。英語/日本語の多少できる運転手が配置されている。

易遊網 台湾観光タクシー


市バス

市内バスは大半が均一料金。郊外に出るときは二倍の料金がかかる場合がある。それを「二段票」ともいう。均一区間ではたいてい降車の際に料金徴収。「二段票」の場合は乗車・降車の際にそれぞれ徴収。乗車の際に運転手の上方のランプで、上車(乗車徴収)あるいは下車(降車徴収)の別を確認する。車内ではつり銭が出ないので、小銭あるいは悠遊卡(Easy Card)を用意しよう。


公共自転車

環境への関心から近年はサイクリングブーム。台北、新北市、台中と彰化の「YouBike」は悠遊カード(Easy Card)と一卡通(iPASS)を利用して自転車が手軽にレンタルできる仕組み。駐輪場にあるKIOSKにカードと携帯端末をかざして登記すれば駐輪場間、自由に借り出して返却できる。

高雄も同様に一卡通(iPASS)を利用する。高雄MRT橘線美麗島駅のカウンターで登記するだけでレンタルサービスが使用できる。こちらは最初の一時間が無料。



悠遊卡(Easy Card)

悠遊カードは、台北MRT・台湾鉄道・市バス・高速バス・渡し船にも利用できるマルチなプリペイドカード。自転車を借りたり駐車料金の支払いにも使用できる。

悠遊卡(Easy Card) は台湾鉄道の蘇澳(宜蘭県)から屏東(屏東県)間の計164駅で使用可。さらに支線でも平渓線・内湾線・六家線・沙崙線・深澳線で使用できる。

台湾情報

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Time for Taiwan
台湾はその面積こそ小さいが、奥深い歴史と文化を持つ。台湾では、活力にあふれた大都会から素朴な田舎町まで、至るところで人情の暖かさが感じられる。国民は概して親日的で、日本との飛行時間はたったの3時間。日本人にぴったりで、安心して旅行を楽しめる地だ。

台湾は訪れるたびに面白さが増していく、活気にあふれた街並みを歩き、世界一と称されるグルメを満喫。そして、豊かな自然と温かくて素朴な人々との出会いを体験する。

愛される台湾の魅力をすぐ体験しよう!


2015年7月1日から台湾への入境カード、
インターネットでの記入が可能に

外国人旅行者のうち、台湾の居留証や外交官員証、居留ビザを持つ人以外は全て同システムを利用できる。台湾へ出発する前に移民署の公式ホームページで必要情報の入力を済ませれば、紙の入境カードへの記入は不要となる。

台湾のプロファイル:
言語:北京語、台湾語、客家語
面積:約36,000平方キロ(九州とほぼ同じ)
人口:約2,345万人(2015年現在)
首都:台北
宗教:仏教、道教、キリスト教ほか


気候 
台湾は大陸棚と海洋の境界に位置し、季節風の影響をうける。三月から五月の春の気温は摂氏18-25度、五月中旬から六月初旬は雨季に入り、蒸し暑い。六月から八月の夏は気温が28-35度に達する。九月から十一月の秋になると、朝晩の温度差が18度から28度と大きくなる。十二月から二月の冬の平均気温は約16度、最低気温は摂氏8度に達し、山地は平地よりさらに2-5度低い。

時差
日本時間は台湾時間より一時間早い。例えば:日本の夜の9時は台湾の夜の8時。

飛行時間:
東京成田→台湾桃園 約3時間30分
東京羽田→台湾松山 約2時間45分
大阪→台湾桃園   約3時間
福岡→台湾桃園   約2時間30分
仙台→台湾桃園   約3時間35分
札幌→台湾桃園   約4時間
那霸→台湾桃園   約1時間30分
東京成田→高雄小港  約3時間15分


航空会社‧LCC
ANA、China Airlines、Cathay Pacific Airways、Delta Air Lines、EVA AIR、JAL JAPAN AIRLINES、TransAsia Airways
LCC:Jetstar、Peach、Scoot、Tigerair、Vanilla Air、V air


旅の基本情報
電圧
台湾の一般家庭の照明や小型器具の電圧は110Vあるいは220V、周波数は60Hz。国外から電器用品をもちこむときには電圧・周波数を確認する。

通貨・レート
台湾で使用している貨幣は台湾元・ニュータイワンドル(NT$)。主に現金で取引されるが、ホテル・主要レストラン・スーパー・モールではVISA・MASTER・JCBカードが利用できる。トラベラーズチケットが使える商店は多くないので、まず銀行で現金化しておく。両替は外国為替指定銀行あるいは国際観光ホテルのカウンターで受け付ける。両替時の領収書は保存しておけば、出国時に日本円に戻すことができる。台湾銀行の営業は09:00から15:30まで、土曜・日曜と国定休日は定休。台湾鉄道・高速鉄道・MRTの駅やコンビニにはたいていATMがある。レート:NT$1元=約¥4.02円(2015年6月現在)


ビジネスアワー
役所月曜-金曜 8:30-12:30および13:30-17:30
会社月曜-金曜 9:00-18:00
デパート年中無休、11:00-21:30
商店旧暦正月以外は無休、10:00/11:00-21:00/22:00
コンビニ年中無休、24時間営業。(一部7:00-23:00)
レストラン年中無休が多い、ランチ11:00-14:00
ディナー17:00-22:00(一部14:00-17:00にアフタヌーンティあり)


税およびチップ
台湾の消費税は内税で、定価に含まれている。消費税を含めた料金を支払うと商店からは「統一發票(レシート)」を渡される。ほかに台湾のホテル・レストランでは10%のサービス料を取るところが多いので、一般にチップは不要だが、好ましいサービスを受けたときにはスタッフにチップを渡すと、喜ばれる。


外国籍旅客の消費税還付
消費税還付条件:
1.「中華民国以外のパスポート・台湾に戸籍をもたない中華民国パスポートおよび入出境証」所持者。
2.特定貨物税還付マーク(TRS)のある商店で、一日に同じ店舗で、税還付対象商品3000元以上を購入し、30日以内に携帯して出国する場合。
税還付地点:空港あるいは港の税関「外籍旅客税還付服務台」あるいは主要デパート。


電信
台湾から国際電話を日本へかける
(1)台湾からの国際ダイヤルは 002あるいは009
(2)日本の国番号は 81
(3)日本市外番局(最初の"0"は不要)
(4)相手先の電話番号
例:03-1234-5678にかける場合は 002-81-1234-5678
オペレーターを通すときは100番


台湾の無料インターネットスポット
Taipei Free wifiの申請 http://www.tpe-free.taipei.gov.tw/tpe/index_jp.aspx
iTaiwan 無料wifiの申請
https://itaiwan.gov.tw/index.php
台北MRT各駅及びバス内のホットスポットで、無料インターネット可
レストランなどの公共スポットでも各店のパスワードを利用して接続可。

台湾の携帯電話のSIMカード
台湾桃園国際空港第一ターミナル1階の中華電信・台湾大哥大・遠傳電信、あるいは第二ターミナル1階の台湾大哥大・遠傳電信、あるいは3階の中華電信でプリペイドsimカードを購入すれば、simフリーの携帯端末に使用できる。費用は各社のサービス内容による。また台北松山空港1階にも中華電信のカウンターがある。



緊急連絡先
警察          110       日本語不可
火災、救急       119       日本語不可
台北市警察局外事服務站 +886-2-25566007  24時間 日本語可
出入国及び移民署    0800-024-111
交流協会 台北事務所   +886-2-27138000 業務時間9:00-12:30 13:30-17:30
                     休日:週末及び国定休日    
                     緊急時 +886-937-043408

交流協会 高雄事務所   +886-7-77714008 業務時間9:00-12:30 13:30-17:30
                     休日:週末及び国定休日

観光局旅遊服務中心   +886-2-27173737


  
機内持ち込み規制品及びフライト情報
台北松山空港
http://www.tsa.gov.tw/tsa/ja/home.aspx

NEWS

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2015日本の観光・物産博



 東日本大震災後、日本の観光産業が台湾をはじめ諸外国の支援により順調に回復してきたことに感謝し、日本の旅行業者は代表団を組織して2013年より毎年「日本の観光・物産博」を開催してきた。「観光・物産博」は台湾観光協会と株式会社日本旅行が共催し、台湾観光局と台湾鉄路管理局の指導を得て、日本各地の物産や最新観光情報を台北市民に提供するもの。

 今年も台北駅一階中央ロビーを舞台に、6月26日から28日の三日間にわたり、日本の自治体や観光関連企業が74のブースを設けた。各地の名産が販売や試食に供されたほか、伝統の舞踊が披露され、多くの乗降客が足をとめて鑑賞した。

主催者によると、日本の魅力を紹介するほか、日本側にも改めて台湾の魅力を体験していただき、双方の交流をさらに促進することが大切な目的だとしている。


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クラウドガイド「聴く、台湾」で便利な旅

台湾業者「聴遊趣」が個人旅行に訪れる日本人旅行者を対象に開始した日本語版APPクラウドガイドシステム「聴く、台湾」が好評だ。全台湾250以上の観光スポットを「音声」で案内し、位置情報システム(LBS)を利用した案内機能により、観光スポットに近づくと情報をプッシュ通知してくれるので、周辺の名所を見逃さなくて済む。

「GPS」を利用した案内以外に、青木由香さん・大洞敦史さん・雪希さんら長期滞在者が、台湾大小の名所について物語風に語ってくれるので、よくわかる。また、人気の大型イベント情報もあり、台湾の今を知るメディアとしても利用価値がありそうだ。

「聴く、台湾」APPのiOS版とAndroid版は、Android Google PlayとiOS App Storeからダウンロードでき、観光スポットの情報を無料で聴くことができる。


聴く、台湾 www.atgapp.com






2015-2016 情報満載!台湾観光最前線

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注目の新スポット!
台北を離れて足をのばしたいというツーリストのために台湾中南部のニュースポットを特集する。


西洋美術の殿堂 台南「奇美博物館」

台南都会公園に登場。ローマ・ギリシャの古典的要素を取り入れた博物館の外型はまるで欧州の宮殿。玄関で我々を迎えるのは「アポロンの泉広場」。本家、パリのベルサイユ宮殿に見劣りしない気勢だ。さらに「オリンポスの橋」「ムーサ広場」「バッカスシアター」など、西方文明の原点、ギリシャ神話にまつわるスポットが連なる。館内収蔵品は西洋美術を中心に優に一万件を超える。絵画・彫塑・家具・楽器から兵器・動物標本に至るまで、その領域は広範囲で、なかには現存する世界最古のチェロや名画「サルマルタンと乞食」など値段のつかない至宝も含まれる。館内にはカフェとギフトショップ併設。


参観のご案内&交通
Add:台南市仁德区文華路二段66 号 
Tel:+886-6-2660800
Open:9:30-17:30,月曜休館, 
Web:www.chimeimuseum.org 
Tickets:大人200 元・優待150 元・6 歳以下は無料

Access:
高速鉄道台南駅から台湾鉄道あるいはタクシー・市バス利用
タクシー:台南都会公園(約15 分)まで約NT$300 元
市バス:高速鉄道駅前から快速市バス(台南市政府線)で台南都会公園前下車
台湾鉄道:台湾鉄道保安駅からバスあるいは徒歩約8 分


アジア芸術文化博物館 嘉義「故宮南院」

構想から十余年、国立故宮博物館南部院区(通称:故宮南院)がいよいよ2015年12月28日にグランドオープンする。故宮南院は嘉義県太保市に位置し、台湾高速鉄道嘉義駅から車で僅か七分。「アジア芸術文化博物館」をモットーにアジア文明の交流が主たるテーマとなる。台北故宮では未公開の文物も展示される予定で、2015年から翌年にかけて台湾観光の話題を独占しそうだ。


圖說:中国水墨画の技法を設計理念として主建築は中華・インド・ペルシャ文明の交流を象徴する


Add:嘉義県太保市故宮大道185号(予定地)
Web:theme.npm.gov.tw/sbranch/


世界最新九大ランドマーク 台中「国家歌劇院」

台中市役所に近い立地。ロイターから「世界最新九大ランドマーク」の一つにあげられた国立のオペラホール。伊東豊雄が設計を担当した建築本体は2014年11月に落成し、2016年初頭がこけら落としの予定である。ホールの外観には梁や柱を使用せず、58の曲面が外壁を構成する。難度は高く、建造に5年の歳月を要した。内部は大劇場・中劇場・小劇場に分かれ、小劇場の客席は屋外の庭園にまでのびている。周辺には噴水・水路・緑地が配され、まさに自然と一体となった憩いの空間。夜間には、建築外壁が立体映像のスクリーンに変身。映像が前方の池に反射して、その見事な効果には言葉を失う。

Add:台中市西屯区恵来路二段101号 
Access:高速鉄道台中駅から160号バス利用。朝馬で下車し徒歩8分


再生した日本時代のデパート 台南「林百貨」

昭和初期、1932年創業の林百貨(ハヤシ百貨)は日本の商人、林方一が創立した。台湾では初めて、エレベーターのある百貨店として、台南モダニズムの幕開けを象徴した。長期間放置されていたが、2014年、「台南生活」をモットーに六つのテーマのフロアを擁するモールとして再生。台湾ブランドの生活用品やオリジナルデザインの雑貨を販売している。

新生「林百貨」の名物は六つ。一つは玄関から入ったところに設置されている二つのショーケース。発足当時から残る骨董品である。第二に台湾史上初のエレベーター。箱の中の床は大理石のモザイクで、「林」家のシンボルマークを浮き立たせている。第三は古来の工法で設置された往時の床板。二階と三階の一部に保存されている。四つ目は五階から六階にかけての外壁上にある第二次大戦時の機銃掃射の弾痕。五つ目は六階の「末廣社」と呼ばれた神社跡。最後は日本時代の工法で造られたタイルの壁。色も八十年前から変わらない。

Add:台南市中西区忠義路二段63号 
Tel:+886-6-2213000 
Open:11:00-22:00 
Web:www.hayashi.com.tw 
台南駅から車で5分



さらに交通至便に!
多くの交通インフラ工事が完成間近で、台北も高雄も、今年は台湾旅行がさらに便利になりそう。


桃園MRT空港線
台北市内から空港まで35分! 
2016年の第一四半期中に桃園空港MRT(新交通システム)が開通する。台北駅から桃園国際空港を経由して桃園市中壢区まで全長51キロ。全線に22の駅が設置される。そのうち台北駅・高速鉄道桃園駅など四つの駅では台湾鉄道・高速鉄道・台北MRTと交差し、リムジンバスなどと併用すれば、ツーリストにとって一層便利な交通網が完成する。A1駅(台北駅)から桃園国際空港まで僅か35分、チェックインもあわせてできるので、小荷物の心配もなく、日本への帰国もさらにスピーディになる。

華泰名品城GLORIA OUTLETSがA18駅に、林口三井OUTLET PARKがA9駅そばに、福容飯店および環球モール林口店がA8長庚醫院駅に開幕するなどショッピングセンターやアウトレットが次々に開幕予定で、沿線の生活も一変しそう。


高雄MRT環状ライトレール
港を巡って走る軽軌道
高雄市港を環状に走る台湾では初のライトレール(軽軌)が2015年8月より試運転開始。全長22.1キロで、高雄MRT紅・橘の両線と連絡することで、高雄の公共交通システムはより完全なものになる。環状軽軌はまず「水岸軽軌」部分、14駅、8.7キロ区間から始動し、2016年6月に全線開通の予定。今年8月から凱旋夜市・夢時代モール・高雄展覧館などのスポットを結ぶC1-C8の八駅、約5キロ区間から先行営業を始める。


台湾高速鉄道
苗栗・彰化・雲林三駅が営業開始
台北と高雄を一時間半で結ぶ台湾高速鉄道に2015年12月1日、苗栗・彰化・雲林という三つの新駅が加わる。これで七駅から十駅に増えることになり、従来の台北高雄直行や各駅停車のほか、飛び石式の列車が運行することになる。ダイヤと新運賃は10月公布予定。



NEWS

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台湾観光協会がYOSAKOIソーラン祭りに参加

台湾観光協会は、交通部観光局の委託を受けて6月11日から15日まで北海道を訪れ、「YOSAKOIソーラン祭り」のパレードに参加した。台湾伝統芸能を披露しながら、札幌市内を巡って台湾観光をPRした。

「YOSAKOIソーラン祭り」は1992年以来毎年6月の第2週に札幌市で開催されている。「雪祭」とともに北海道を代表する二大祭典である。例年二百万人に及ぶ観衆が集まり、内外のメディアで大きく報道される。


交通部観光局は2004年より代表団を派遣しており、今年は台南応用科技大学舞踊学科師生による「Time for Taiwan」チームと台湾を代表する民間芸陣「家将団」を中核に華麗なるパフォーマンスを披露した。「家将」は祭りに欠かせない道教の神様の一つ。民間信仰では町の警察として住民の安全確保の役割を果たしている。一行はパレードへの参加のほか、老人保養施設「福寿園」を訪れ台湾伝統芸能を披露するとともに交流の時間をもった。

台湾観光局の参加は今年で12回目となる。主催者からはその貢献に感謝し、いっそう交流発展を期して「感謝状」が贈られた。



台湾代表団が秋元克広札幌市長(左四)を表敬訪問


特色ある伝統の信仰文化を披露する台湾代表団

トラベル特集ーー彰化県  歷史文化散策

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企画構成‧文/劉宛昀 写真/宋育玫


台中市と隣り合う彰化県は台湾本島のなかでももっとも面積の小さい県。また高層ビルの立ち並ぶ台中とは対称的に素朴な風情漂う地方都市である。台湾鉄道彰化駅を降りたら、徒歩で扇形車庫・八卦山・孔子廟といった主要スポットにたどり着ける。駅前に公共自転車システムYouBikeがあるので、利用してみたい。古都・鹿港は彰化市内から車で半時間ほど。市バスがあるのでぜひ足をのばし、三百年の歴史を擁する港町を探索しよう。田尾郷は台湾最大の花卉の産地。美しい花の海を堪能できる。



Access:
高速鉄道台中駅下車後台湾好行バス「鹿港線」で彰化市と鹿港に到達。
台湾鉄道彰化駅から徒歩で彰化市内遊覧可。駅前のバスターミナルから鹿港行きが出ている。




彰化市
扇形車庫
台湾で唯一残る扇形車庫



 1922年創建の彰化扇形車庫とは半弧状をした機関車の保管庫である。以前は台湾北・中・南部に五か所設置されていたが、現存するのは彰化のみ。蒸気機関車時代の象徴であるとともに彰化市にとっても貴重な市の史跡となっている。


 百年近い歴史を持つが、今も正常に運用され、しかも一般参観に開放されている。中央に360度回転可能な転車台があり、放射状に軌道が延び、扇子の形状に似ることからこの名がある。ここで機関車は車庫に入ったり、方向転換したりできる仕組みだ。また三階建ての高さの展望台からは施設の全貌が一望でき、運がよければ蒸気機関車を目にすることもできよう。まさに鉄道ファン垂涎のスポットである。

Add:彰美路一段1号。
Tel:+886-4-7624438
Open:月曜休館,火曜-金曜13:00-16:00,週末・国定休日10:00-16:00
ガイド: 10人以下は自由参観。10人以上は14日前までにガイド申請。


八卦山大仏
彰化市を代表する建築

 蓮の花の上に鎮座したお釈迦様で、高さは約23メートル。半世紀前に彰化市中心部の八卦山の山腹に建てられた。周囲の優美な環境にマッチし、台湾でももっとも有名な仏像であり、彰化観光に欠かせないスポットだ。


 ゲートをくぐると大仏への歩道が続く。両サイドにはいろいろな仏像が並んで迎えてくれる。大仏前の広場には「九龍池」と呼ばれる噴水の池や文学碑、そして市内を一望できる眺望台が設置され、夕陽の名所ともなっている。大仏内部は六層。底層は仏堂で二層以上は仏陀の生涯を紹介する空間。大仏後方には宮殿のような大仏殿がたち、庭園・緑地・遊歩道などが配されている。

Add:中山里温泉路31 号


孔子廟・開化寺
三百年の歴史をもつ清代の史跡

 17世紀、清代の統治が始まった頃に開発された地区の一つで、往時の史跡が各所に残る。なかでも1726年創建の孔子廟はその代表的建築で、孔子とその弟子たちを祀った国定史跡である。梁や庇の彫刻などに清代の特色を伝えており、台湾四大書院の一つたる「白沙書院」の所在地でもある。大門は9月28日の孔子生誕祭のときのみ開放される。



 また1724年創建の開化寺は「観音亭」とも呼ばれ、彰化でもっとも古い寺廟であり、県指定の史跡である。観世音菩薩を祀るとともに、台湾では希少な痘公・痘婆を祀る寺廟である。痘公・痘婆は生前民間医療に従事した一組の夫婦で、死後神医として崇められるようになったという。若者たちが化粧品などを供えて美貌や良縁を祈願する習慣がある。

孔子廟
Add:孔門路30号
Open:8:00-17:30

開化寺
Add:光華里中華路134号
Open:年中開放

彰化伝統の小吃
正彰化肉圓

 台湾人にとって彰化の美食といえば、なんといっても「肉圓」!当店は四代目が経営する七十年の老舗。腰のある外皮からしっかり詰まった肉餡まですべて当日の手作り。シイタケ風味やホタテ風味などがセレクトでき、ピーナッツなどを素材にした特製ソースでいただく。

Add:陳稜路203号
Tel:+886-4-7227868
Open:10:00-20:30

阿泉爌肉飯  

 爌肉飯も彰化名物の一つ。阿泉爌肉飯はなかでもその有名店。ばら肉の角煮に白いご飯というシンプルな組み合わせながら、肉質はジューシーで脂っこくないと評判が高い。

Add:成功路216号
Tel:+886-4-7281979
Open:7:30-13:30

大元餅行  

 城隍廟の門前に開く大元餅行は餅菓子の老舗。外皮は濁水渓のもち米を使用し、中の餡にはすね肉などを用いた一種の肉まん。ピーナッツ大福・小豆大福などの定番もある。肉まん系とスイーツ系の詰め合わせも土産に人気だ。

Add:民生路129巷4号    
Tel:+886-4-7225998
Open:8:30-21:00


Cafe
 咖啡館「Yolo Café」



 中正路一段、駐車後方の路地を入ると古い鉄門が待ち受ける。押し開けると、なんと緑の小庭と古民家が鎮座している。姉妹が経営するレストランはブランチが看板。祖母の実家をリニューアルしたもので、商品も庭先もすべて自ら設計を手掛けたという。天窓から入る自然光を受けて中古の家具たちが優しく微笑んでいる。ブランチは台湾産の新鮮食材に放し飼いの地鶏と玉子を使用。目玉焼きと澎湖産イカを組み合わせたセットのほか、手作りスイーツがお薦めだ。

Add:中正路一段430号
Tel:+886-4-7222436
Open:月曜定休,火曜-土曜8:30-17:30,日曜12:00-18:00



咖啡館「端倪生活」






彰化駅前の「端倪生活」はかつては台湾鉄道の宿舍だった。一組のカップルが中古のソファ・テーブルなど骨董家具を持ちこんでカフェに仕立てた。石床や木枠の窓など、往時の面影を残し、天井からつるされた裸電球が風情をそそる。ソフトクリームや塩味ケーキなど、スイーツはオーナーの手作り。お飲物はフルーツサイダーが人気だ。

Add:三民路9号 
Tel:+886-4-7224127
Open:火曜-日曜 11:00-21:00


鹿港


 オランダ時代に開拓された「鹿港」は貿易港として立ち上がり、清代には台湾第二の都市に発展した。悠久の歴史と豊かな史跡、伝統工芸に恵まれた文化都市である。


 鹿港の史跡といえば、龍山寺・天后宮などの寺廟、そして鹿港民俗文物館・九曲巷・丁家大宅などの建築がその代表格。瑤林街と埔頭街から構成される鹿港老街は現存する最古の清代の商店街で、両サイドには赤レンガの町屋が続く。富貴の象徴だった彩色や吉祥の「対聯」が施され、往時の繁栄が偲ばれる。多少軒端が傾いていても、今なお灯篭・刺繡・木彫などの民俗工芸や麺茶アイス・芋団子・鳳眼ケーキといった菓子を販売しているのがうれしい。

鄭玉珍鳳眼糕(鹿港鎮埔頭街23号)

素珠芋丸(鹿港鎮民生路68号)

怡古齋麺茶冰(鹿港鎮埔頭街6号)


桂花巷芸術村 


 桂花巷芸術村は昭和年間の官舎をリニューアルしてアーチストや作家たちに開放したもの。いまなお日本時代の情緒が残る工房に彩色が施されて、現代によみがえった。書法・絵画・洋傘・獅子頭など作品が並ぶ工房ではDIY教室も開かれる。

Add:鹿港鎮桂花巷7号
Open:工房により異なる


鹿港スターバックス

 鹿港で最初のスターバックスが今年6月開幕!白い楕円の外景で、一面ガラス張りの正面から見ると鹿港伝統の灯篭をイメージしていることがわかる。大部分の座席からは外景が一望でき、鹿港ならではの一杯が楽しめる。開幕を記念してスターバックス鹿港店では鹿・竹・灯篭をデザインしたマグカップが販売されている。

Add:鹿港鎮中正路512号
Tel:+886-4-7766277
Open:月曜-木曜7:00-21:30
     金曜・土曜7:00-22:00・日曜7:00-21:30


書店「書集囍室」



 創立まで一年余の古書店だが、建物は1931年創建の二階建て。郷土史を研究していた黄志宏が荒廃していた古民家を買い上げて書店兼カフェにリニューアルした。一階で人文歴史関係の古書と新書を販売、二階が茶館にあたる。ゲストは古民家のなかでゆっくり本を開くことができるほか、裏庭に造られた日本時代の防空壕跡を見学できる。書店はこの町の文人たちのたまり場でもあるようだ。

Add:鹿港鎮杉行街 20 号
Open:水曜・木曜・金曜・日曜 11:00-17:30
     土曜 11:00-19:00
     二階の茶館はミニマムチャージ一人NT$25


田尾
台湾最大の花卉生産地—田尾公路花園




 彰化県田尾郷は台湾最大の花卉生産地。盆栽から樹木・庭石まで園芸資材も豊富。花畑の散策には徒歩あるいはレンタル自転車がお薦め。街道沿いには草花の販売スタンドや園芸ショップが点在するほか、庭園温室レストラン「菁芳園」、客家レストラン「阿嬤私房菜」がスタンバイする。鳳凰花園後方の「窄巷咖啡」は台湾伝統の三合院を利用したカフェ。秋と冬のオンシーズンには花畑が満開となり、大勢のツーリストが訪れる。とくに菊の花が満開となる10月-3月は電照のライトがとてもマンチック。 

怡心園ツーリストセンター
Add:田尾郷打簾村民族路一段156号
Tel:+886-4-8832626

菁芳園
Add:田尾郷打簾村張厝巷73号
Tel:+886-4-8223535
Open:平日10:00-17:30・休日10:00-20:00

窄巷咖啡 
Add:田尾郷打簾村民生路一段478号
Tel:+886-4-8234111
Open:平日13:00-17:30・休日 9:30-18:00

Access:
1. 高速鉄道台中駅から彰化客運バス6937号に乗り換え怡心園下車
2. 台湾鉄道員林駅から彰化客運バスor員林客運バスで「田尾国小」下車後徒歩五分で公路花園

鐵道特輯ーー猴硐駅

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猴硐駅
猫村と炭坑 ―現在と過去を巡る旅―                 

企画構成/朱佳雯 文/西野百合子 写真/宋育玫


猴硐へは、台北から各駅停車の区間車にゆられること一時間ほど。かつては炭鉱業で栄えた街だったが、炭鉱の閉山と共に人口が減少し田舎の小さな集落となっていた。近年、街猫が多くいることが猫好きの間で話題となり、米国のテレビ局CNNの「世界6大猫スポット」に選出されるなど、世界的に注目される人気の猫村となった。



駅に降り立てば、可愛らしい猫のイラストやマスコットがお出迎え。改札口や階段ですやすや寝息を立てている本物の猫に出会うことも。旅の始まりから猫三昧に浸ることができる。



願景館/整炭工場/運炭橋



駅舎前の広場にある願景館(VISION HALL)では、猴硐が炭坑の街であった頃の歴史が写真や模型で紹介されている。脇に流れる基隆河に架かる運炭橋は、大正九年(1920年)の鉄道開通時に建設され、河東岸炭鉱で採掘された石炭は、この橋を通り現在は廃墟となっている三階建ての整炭工場へ運ばれ、工場での選別の後、鉄道で各地へ販売されていった。







2013年にオープンした猴硐坑休閒園區ではトロッコ列車に乗っての坑道体験が大人気。当時の様子を再現した広場で途中下車しての炭坑や各種鉱石についての解説(中国語のみ)や、手押し車の体験なども興味深い。トロッコ乗車時、トンネルの入り口部分では坑道天井部分から大粒の水滴が落ちてくることもあるので要注意。







猫が好きな人にとっては、猴硐はまさに天国のようなところ。階段で、広場で、のびのびと猫たちが過ごしている様子を見ているだけで、きっと心がとろけてしまうことだろう。訪問時は、撮影時にカメラのフラッシュをたかない、えさを地面に直接置いたまま放置しない、などのマナーを守って仲良く遊びたい。



2013年に「猫橋」として生まれ変わった駅前と猫村をつなぐ歩道橋は、駅舎側が猫の頭、橋本体が猫の胴体の形になっておりとてもユニーク。同年に登場した猫バスと共に新しい観光スポットとして人気となっている。



炭坑体験のショップや駅売店では、平渓線沿線風景の絵葉書、猫にちなんだご当地グッズなどが手に入る。



猴硐坑休閒園區
Add:新北市瑞芳区猴硐里猴硐路158号
Open:9:00-18:00
坑道体験:一人150元
Web:houdong.okgo.tw

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