台湾の陶器ブランド「台客藍Hakka-blue」が売り出す「小籠包調味料容器セット」は、台湾の有名な小籠包を象った調味料入れセットだ。日々の食生活に欠かせない塩・コショウ・醤油・唐辛子などを入れて使用する。小籠包の上蓋を外して使用する姿は、アツアツで香ばしい蒸し立ての小籠包を彷彿とさせてくれるアイテムだ。
デザインモチーフには、客家(ハッカ)と繋がりの深い「雪桐白」を採用。雪桐とはアブラギリの花を指し、客家人の故郷でもある台湾北部では毎年五月になると、山全体が真っ白に染まる。桐の花は美と優雅を象徴しているという。
「台客藍Hakka-blue」ブランドは流行に流されず、堅実な暮らしに根差した作品造りを目指している。代表の蕭立應さんは、陶器産業の起爆剤になればと故郷の屏東県竹田で陶芸に取り組み始めた。
さらに2008年秋、「台客藍」チームは新北市坪林に地域密着型の新たな工房を立ち上げる。近隣から従業員を募集し、陶器加工やパッケージの勉強会、またお茶会を繰り返す中で、坪林ならではの自然と文化を象徴した「茶葉蛋」「金瓜壷」などの作品を生みだし、業界の注目を集めることとなった。
2010年年末には、客家の本拠地でもある苗栗県公館郷福星村へと足場を広げる。これは地場の工芸と観光産業の発展を刺激することとなる。
2009年から2010年にかけて、多彩な作品群が内外のコンクールで数多くのデザイン賞を受賞するなど、蕭立應率いる周奕成・林曉雯らのデザイナーチームはブランドの箔と地位にいっそうの磨きをかけている。
About 台客藍
経験豊富なアーチストらで結成されたブランド。創業者は陶芸家の蕭立應で、生まれ故郷の屏東から立ち上がった。シンプルなライフスタイルを主張しつつ、生活美学として実用性も兼ねたブランドを目指し、台湾全土の展開を視野に入れて活動している。ブランド名を「台客藍Hakka-blue」へと改め、2008年には親友の周奕成・林曉雯の協力も得て、企業としての道に邁進する。後に陳延明が商標デザインを、デザイナーの蔡侑がパッケージデザインをリニューアルした。新生「台客藍」は手作りと自然素材を生かしたブランドとして広く人気を集めている。
Web:www.hakka-blue.com
販売ショップ
◎民芸埕 Art Yard - 陶二進 (台客藍直営店)
Add:台北市大同区迪化街一段67号
Tel:+886-2-25521338
◎台湾好店 Lovely Taiwan Shop
Add:台北市大同区南京西路25巷18-2号(中山運動センターそば)
Tel:+886-2-25582616
◎太魯閣晶英酒店 Silks Place Taroko
Add:花蓮県秀林郷天祥路18号
Tel:+886-3-8691155