高雄市鳳山に四百億円を投じ、新しいパフォーマンスの拠点が創建された。「衛武営国家芸術文化中心」と称する文化センターで、2018 年 10 月 13 日にグランドオープン。47 ヘクタールの公園緑地内に位置し、南部の文化活動の牽引役を担う。台北の国家戯劇院・国家音楽ホール、台中の歌劇院(オペラホール)に次ぐ第三の国立劇場ともいえる。
衛武営都会公園内、3.3 ヘクタールの敷地に宇宙船のように豪壮な姿を現した、台湾最大規模の芸術パフォーマンスの舞台である。オランダの Francine Houben が設計を担当し、八年の歳月をかけて完成した。屋内部分にオペラ・音楽・演劇の各ホールとミニホールを擁し、屋外には公園の緑地と一体となったステージを展開する。とくにコンサートホールには 9085 本のパイプを身にまとうアジア最大のパイプオルガンをそなえるほか、台湾で初めてステージを囲むように客席が配されたヴィンヤードスタイルを採用している。
芸文センターにはパフォーマンスのほか、五千坪の商業スペースが設けられ、カフェ・レストラン・ショップが進駐している。