台湾政府交通省観光局は「台日観光促進年」の実績を高めるために日本の各方面と提携を模索してきた。この間、4月22日の玉山と富士山、4月23日の平渓線と江之島電鉄の友好提携協議に続き、5月13日には、台北101と東京スカイツリーが共同友好宣伝計画を締結した。台日友好関係がいっそう深まるものと期待されている。
台北101ビルの展望台は2005年の運営開始以来、来場者は既に1,300万名を突破し、今年4月には一日当たりの来場者数9,550人という新記録を樹立した。国籍別で見ると、2012年は日本人来場者数が延べ36万人に達し、全体の約16%を占める。
今回、台湾で人気の日本人タレント佐藤麻衣と台湾人タレント李毓芬がそれぞれ日本と台湾の友好交流大使を努め、交通省観光局謝謂君局長と交流協会台北事務所佐味祐介副代表が見守る中、台北101の宋文琪董事長と東武スカイツリーの鈴木道明社長が宣伝計画に署名し、「2013台日観光ランドマーク友好年」の調印式を執り行った。
台北101のカウントダウン花火ショーはCNNにより世界10大イベントの一つに数えられており、観光局はこのイベントを「観光カレンダー」の42イベントの一つに組み入れているほか、台北101を「ショッピングプロジェクト」の推薦場所に指定している。一方、開業一年を前に来場者六百万人を突破したスカイツリーは東京都のランドマークであり、観光客にとってお買い物の人気スポットとなっている。「台湾一の高さ」と「日本一の高さ」の提携で相乗効果が期待される。