新竹駅と東京駅が姉妹駅に
台湾と日本の鉄道をめぐる交流がさらに進展した。さる2月8日、台湾鉄路局とJR東日本がともに百年の歴史を持つ「新竹駅」と「東京駅」の姉妹駅締結を発表したのだ。双方は2月12日に新竹駅で記念の式典を執り行い、台湾鉄道は一千枚の記念電子乗車券を配布した。日本人旅客はパスポートを提示すれば台北・新竹・高雄駅において無料でゲットできる。
新竹駅は1913年に営業を開始した現存する台湾最古の駅舎である。一昨年にはニューヨーク中央駅と姉妹駅締結百周年を祝ったばかりで、今回は日本の首都の中央駅たる「東京駅」と姉妹駅を結び、観光大使を務める。
新竹駅は台湾総督府鉄道部の松ケ崎萬長が設計した、バロック・ゴーダ風の優美な建築様式が特徴で、国の史跡に指定されている。昨年落成百周年を祝った東京駅は2012年に修復工事を終え、台湾総統府の建築にもかかわった明治を代表する建築家辰野金吾が設計したルネッサンス様式の華麗な駅舎が高い根強い人気を誇っている。
また昨年十月に姉妹鉄道となった台湾鉄道「集集線」と千葉県の「いすみ鉄道」は、双方の一日周遊券を無償で交換できるプロジェクトをスタートさせた。日本人旅客は「パスポート」と「いすみ鉄道一日自由乗車券」正本を持参すれば2016年12月31日まで台湾鉄道「台北駅」(12号窓口)・「彰化駅」・「田中駅」・「二水駅」で、当日使用限りの台湾鉄道「集集線一日周遊券」と交換できる。但しお一人様一枚限定。